この作品はいかがでしたか?
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"ふざけんな、お前なんかに好かれたくない"
その言葉は発せられる事はなかった。
…駿佑の口で塞がれたから。
ゆうか
駿佑
ゆうか
ゆうか
ゆうか
言いかけた口はまた塞がれた。
慣れた手つきに、
何故か泣きそうになる。
昔からそうだった。
中学の時から。
駿佑の事を好きになって、
友達というより、
キス相手
という関係で始まった。
そこから意識してもらって
付き合って。
でも駿佑は女子にモテて、
浮気癖もあった。
だからあの時、
知ってた。
キスがうまいのも、
他の女の子とキスをしてるからって事も。
私もその1人にすぎない事も。
それに気づいたある日、
慣れたキスで泣いてた。
…あの頃と変わらない。
今と比べて、
全く一緒で。
何一つ変わってないんだなって。
そう思うと全身の力が抜けた、
駿佑
駿佑
ゆうか
駿佑
駿佑
その汚い手で、
私の頭を触る。
駿佑
駿佑
…なんでだろ、
人に頭を撫でられて違和感を持つのは。
真っ白で、回転しない頭で考える。
"友達がそんな目に合って、黙っていられんへん。"
"たまには守らせて?"
ふと脳内に過った高橋の言葉。
そこから思い出した、
高橋の表情、
頭を撫でてくれる行動。
ゆうか
頭に置いてある
駿佑の手を振り払った。
"汚い"
昼も行ったけど、
昼よりもはるかにハッキリと、
真っ直ぐ言った。
ゆうか
ゆうか
そう言うと、
駿佑は驚いた後、
お腹を抱えてケラケラ笑い始めた。
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
駿佑
軽く私のおでこにキスをすると、
"学校で"
と、手を振りながら帰っていった。
コメント
5件
みっちー。そーゆーキャラの方がタイプかも……爆笑
えーーーーー←なんなん
みっちー。ちょい悪でもかっこいい…←