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青桃短編集

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青桃短編集

3 - 貴方へ送る

♥

14

2023年07月24日

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貴方へ送る

大丈夫、まだ大丈夫…

そう呟いた

誰も居ない

屋上に、ただ一人

のはずだった

がちゃっ!

…へ…?

…あ…

お話…します…?

…は…い…

お話を沢山したの

それから

それから1年経って

俺達は3年生になったの

それは…悪夢の

始まりだった

がらがらがら

びっちゃぁーんッ!

ぽた…ぽた…ぽた…

あ…青…?

な…んで…?

wwwwwwwwwwww

ッ…!!

大丈夫…桃くん

…ぇ…?

「大丈夫…桃くん」

青は何回されても

「大丈夫桃くん」

だけだった

_________________

それから、俺達は高校生になった

今日は入学式だ

淡々と名前が呼ばれて行く

はずだった

33番、桃里桜

はい

35番赤瀬莉犬

…え?

青は…?

…?

青もびっくりしてる…

そりゃらそうだよな

だって、自分の名前が呼ばれなかったんだもん

あのッ!

近くにいた先生         あ?なんだよ

青さんは…?

近くにいた先生         は?青…?

誰だよ…それ…

う…そ…

は…ぇ…?

気づかないの…?

な"に"がッ!!

青君は…もう…

もう…?

中学3年生で、

…?

ナクナッテイルノ

え…?

…?

な、ッ…ないッ…

今思えばそうだったな…

…桜君

俺…?

も…も…だよ…?

桃里桜くん

…なんですか…?

僕は、…今日で…

この世を去りますッ!!

ふふッ、!

は…?

がちゃがちゃがちゃ

やめ…やめてッ!

貴方へ送る、

アイシテル

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