桃
青
貴方へ送る
桃
大丈夫、まだ大丈夫…
そう呟いた
誰も居ない
屋上に、ただ一人
のはずだった
がちゃっ!
桃
…へ…?
青
…あ…
桃
お話…します…?
青
…は…い…
お話を沢山したの
それから
それから1年経って
俺達は3年生になったの
それは…悪夢の
始まりだった
がらがらがら
桃
…
びっちゃぁーんッ!
青
…
ぽた…ぽた…ぽた…
桃
あ…青…?
青
な…んで…?
wwwwwwwwwwww
青
…
桃
ッ…!!
青
大丈夫…桃くん
桃
…ぇ…?
「大丈夫…桃くん」
青は何回されても
「大丈夫桃くん」
だけだった
_________________
それから、俺達は高校生になった
今日は入学式だ
淡々と名前が呼ばれて行く
はずだった
33番、桃里桜
桃
はい
35番赤瀬莉犬
…え?
青は…?
青
…?
桃
…
青もびっくりしてる…
そりゃらそうだよな
だって、自分の名前が呼ばれなかったんだもん
桃
あのッ!
近くにいた先生 あ?なんだよ
桃
青さんは…?
近くにいた先生 は?青…?
誰だよ…それ…
う…そ…
桃
は…ぇ…?
気づかないの…?
桃
な"に"がッ!!
青君は…もう…
桃
もう…?
中学3年生で、
桃
…?
ナクナッテイルノ
桃
え…?
桃
…
青
…?
青
な、ッ…ないッ…
桃
…
今思えばそうだったな…
青
…桜君
桃
俺…?
桃
も…も…だよ…?
青
桃里桜くん
桃
…なんですか…?
青
僕は、…今日で…
この世を去りますッ!!
青
ふふッ、!
桃
は…?
がちゃがちゃがちゃ
桃
やめ…やめてッ!
青
…
青
貴方へ送る、
アイシテル