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幽霊みたい
作者…sato noco様
天音
街も眠る頃
暗い部屋夢も見れず
天音
少し歩こうよ
怖い夢見ないように。
遠廻りをしよう
街灯途切れた暗い歩道橋から
見下ろす交差点に吸い込まれそうになる
僕がこの世から消えちゃっても
侑
治
角名
天音
ユラ
ユラ
彷徨う僕は
まるで、“死んじゃった”
“幽霊みたい”
あの子(皆)みたいに
天音
体が透ける
街の中で
月も眠る頃
眠れない自販機が
僕らを照らしてる
少し話そうよ(許して)
本当は生きていたいとか(生きてる意味がないから)
ワガママな幽霊ね。(飛び込みたくなった)
今更泣いちゃう僕は
まるでホンモノの
人間みたい
ユラ
ユラ
彷徨う僕は
まるで“死んじゃった”
幽霊みたい
天音
天音
夜な夜な彷徨う僕は
まるで“死んじゃった”
幽霊みたい
『 あの世』みたいに
天音
声も届かない
天音
街の中で