TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

幸せになりたい

誰もいない島に行きたい

そこで1人、幸せに暮らしたい

泳ぎたい時に海で泳いで

景色を眺めたい時は木にのぼって

お腹がすいたらヤシの実や魚をつかまえて

1人で寝て1人で起きて

幸せに

暮らしたい

なおこ

そんなとこで突っ立って何してんの?

なおこ

邪魔なんだけど

みらい

ごめん

なおこ

あーうざ

なおこ

そうやって被害者ぶるのやめてよね

なおこ

申し訳なさそうに謝るとこっちが悪いみたいじゃん

みらい

ごめんなさい

みらい

もう、帰るので

なおこ

早く帰ってよ、

私は静かに教室から出て行った

なおこ

てか、学校くんなよ…

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

みらい

聞こえてるっつーの、

学校に私の居場所なんてない

いや、

どこにもない、

家にも、

この世界に私の居場所はないのかもしれない

シュウ

あれ?何してんの?今日も学校来てたんだ

シュウ

全然知らなかったよ気づかなかったよ笑

シュウ

存在感ないもんな笑

シュウ

ああ、存在してないか??笑

みらい

かえらせてよ

シュウ

あ?なに?聞こえないんだけど

みらい

帰りたいの

シュウ

ああ、え?帰りたいって?

シュウ

なにこいつ笑おまえ、帰る言えないだろうがよ笑笑

シュウ

父親は出てって以来母親もヒステリックなんだってなあ?笑

シュウ

ほんっと恵まれないやつだな笑

シュウ

神様が必要としてないんだよお前のことを、

シュウ

なあ、みらいさーん、

みらい

帰りたい、

シュウ

死んじまえば?

みらい

死んじまえば?

水の音がする

シュワシュワと溶けていくような

炭酸水のような音がする

辛いなんて言葉じゃ

私の気持ちを表せない

視界が歪んでくる

耳にキーンという音がはしる

この世の中のどんな綺麗な人や景色を見ても

それは幸せに生きてる人だから美しいと思える

私には汚れて見えるんだよ

分かる?

どんなに綺麗な海を見ても

どんなに綺麗な夕日を見ても

どんなに綺麗な人を見ても

私には、全てが歪んで見える

汚く見える

世界が汚く見えるんだよ

ああ

もう何も見えない

何も聞こえない

痛みもない

苦しくもない

もう

大丈夫

幸せになれる

あれ

ああ、あれか

走馬灯ってやつか

私にこんな記憶

あるっけ

こんな景色

見たことあったっけな

何も覚えてない

なにも、記憶にない

みらい

んん

まぶしい

みらい

、、え、?

ここ、どこ、

みらい

なに、え、え、

目が覚めると、そこは、道、、場、?

りょう

こんばんは

みらい

え、

みらい

びっくりした、

みらい

え、こ、こんばんは

りょうの父

お?起きたかな?

みらい

え、ええ、え、

りょう

ごめんね、あなたは川で溺れてたんだ

りょう

いや、溺れてたというか、もうほぼ気を失って浮いていた、

みらい

、、、

りょう

何があったのかは知らないけどあとちょっとで死んでたよ

りょうの父

りょうが見つけた時に応急処置をした、その時には息を吹き返してくれたんだ

みらい

りょ、う、

りょう

初めまして、りょうです

みらい

は、初めまして、

みらい

、、あれ、着替えてある、私の服、

りょう

ごめん、濡れてたから

みらい

え、えええ!

りょう

ああいや大丈夫!俺のお母さんがやったんだ!

みらい

、、はい、ありがとう、、ございます、

りょうの父

自分の家は道場やってるもんでね、家は汚いから道場で寝かせてたんだよ笑

りょうの父

ごめんねびっくりさせてしまって

りょうの父

親御さんに連絡したいんだけど、連絡先とかが分かるものがなくて、

みらい

ああ、

みらい

連絡、しても、意味なかったと思います

りょう

、、なんでか聞いてもいいかな

みらい

別に、、家族、、なんて言えないし

りょうの父

喧嘩をしたのかい?

みらい

いや、別に、

りょう

、、

りょう

ねえ、なんで川にいたの

りょう

誰かにやられたの?

みらい

、、

りょうの父

、、お茶、とってくるよ、暖かいやつ笑

りょうの父

りょう、頼んだよ

りょう

うん

りょう

、、教えて貰える?

みらい

、、帰りたい

りょう

家に、帰りたいの?

みらい

、、、

みらい

わかんない、帰りたい、帰りたいよ、、

りょう

涙、、出てるよ

りょう

これ、ティッシュ

りょうの大きな手から 小さいポケットティッシュを渡される。

みらい

ありがとうございます、

りょう

親は、どんな人なの

みらい

怖いの

りょう

、、学校は楽しい?

みらい

どこにもいたくない

りょう

辛かったんだね

辛い

辛い、?

辛いなんてもんじゃないのに

そんなもんで片付けないでよ

そんな薄っぺらい言葉で 片付けないでよ…!

みらい

っ、、

気付いたら走り出していた

りょう

あ、まって!!

どこにも行く宛てなんてないのに

ここがどこだかも分からない

でももう止まれない、泊まりたくない

誰も分かってくれない

私を分かれない

みらい

はあ、はあ、はあ…

みらい

そんな言葉で慰められると思わないでよ

みらい

どこにも居場所なんてないのに

みらい

死にたかったのに

みらい

皆、私の死を望んでるから

みらい

死んでやったのに、

みらい

死んでやったんだよ

みらい

死んでやったんだよ!!!

涙が止まらない

みらい

なのに!!

みらい

勝手に救って、辛かったねって言葉で片付けて

みらい

ヒーローぶらないでよ!!

涙と本音が溢れ出る

もう止まれない

大粒の涙と大きな声が深夜3時の踏切前に響く

みらい

なんも、、なんもヒーローじゃねーよ、、

みらい

ふざけるなよ、、死にたいんだよ、、

だいじょうぶかなぁ?

みらい

ひっ、、

こんな深夜に泣いて叫んで、どうしたのお?

誰もいないね、1人なのお?

みらい

、、、う、、いや、い、いや、

おじさんが慰めてあげるよお

みらい

やめて、

男の手は私に近づいてきた

みらい

やめてよ、、

みらい

やめてよぉ、、、

男の手は私の胸と腰にまわされる

私の悲痛の叫びなんてまるで聞こえない

どうしたのお?辛かったんだよねえ?

慰めてあげるよお、

みらい

やめてよ、、

みらい

辛いかったねなんて、、

みらい

言わないで、、

みらい

やめて、、

みらい

助けて、、誰か助けてよ、、

みらい

だれか、、だれかぁ、、

みらい

いたい

シュウ

うるせぇよ!!お前がぶつかってきたんだろ?

みらい

いたいよ、

シュウ

だまれ!!

みらい

うっ、、

シュウ

血、、きたねぇな、、

シュウ

掃除しろよ、

なおこ

あはは笑笑笑

なおこ

シュウやりすぎー笑まじおもろーい笑

なおこ

あーこれ映えるー笑

なおこ

血だらけのみらいと真っ白なカーテンがいい具合にマッチしてんのね笑

シュウ

笑笑

シュウ

本当だな笑笑

みらい

たすけて、

みらい

誰か助けて、、

なおこ

そんなの、無理に決まってんだろ

シュウ

周り見てみなよ〜笑

シュウ

だーれも気付いてないよ?

シュウ

いや、気づいてるのかァ、

シュウ

みーんな、見て見ぬふりだねぇ笑

なおこ

お前がどんなに叫ぼうが泣き喚こうが誰もお前を助けないんだよ笑

なおこ

意味ないんだよ

みらい

いたいよ、、たすけてよ、、

シュウ

だまれよ

みらい

あぁっ、、

なおこ

きゃっ、血飛んだんだけど!!

なおこ

さいあくっ!!!

みらい

うっ、、

みらい

いたいよ、、

みらい

いたい、、

どうして

だれも

こっちを見てくれないの

こんなに血だらけなんだよ、

こんなに泣いてるんだよ

なんで気付かないの?

なんで、ねえ、なんで

助けてくれないの

だれも

叫んでも

聞いてくれないの

名前、なんて言うのお?ねえ、なんて言うのお?

みらい

助けて…

みらい

助けてよ!!!だれかあ!!!

大きいなあ笑

声も、ね、笑

みらい

やだよお、、助けてよお、、

みらい

だれかぁ、、ぅ、、なんでよ、、

みらい

なんで、、

うあっ!!!??いてぇ!!何すんだ?!

みらい

、、!!

いきなり倒れた男の横には

りょう

お前こそ何してるんだ

ふ、ふざけるなあよお!!!

男がりょうを殴り掛かる

りょうは素早く交わし静かに相手を抑えた

くっ、、、!!

りょう

警察呼んだから

なん、、だと、、!!

りょう

、、、何した

りょう

この子にどこまでしたんだよ

、、、何もしてねえよお!!

りょう

ねえ、こいつにどこまでされたの

みらい

、、さわ、られた、

りょう

服は、脱がされてない?

みらい

うん、大丈夫、、

りょう

怖かったね

みらい

、、

お前はなんなんだよお!!

りょう

うるさいな、もう抵抗するのやめなよ

くそが、、くそがあ!!

警察

こんばんはー、この人で間違いありませんか?

りょう

はい、お願いします

警察

、、君たち学生?何してたの?

りょう

俺の妹が親と喧嘩して外出てったんで

りょう

追いかけたら変な男に捕まってて、

警察

なるほどねえ、君、気をつけな

警察

こんな夜遅くに外出るのは危険なんだから

みらい

え、、あ、はい、、

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

りょう

大丈夫?

みらい

、、なんで、、追いかけてきたんですか、

りょう

深夜だよ

りょう

女の子一人は危ない

みらい

、、関係ない人ですよ、私とあなた、他人なんですよ

みらい

なんで、、

りょう

助けてって叫んでたじゃん

みらい

え…

りょう

助けて欲しかったから

りょう

叫んだんでしょ?

みらい

……

りょう

辛かったねって言葉、訂正させて

みらい

え、?

りょう

俺なんかが君の気持ち分かるわけないのに

りょう

勝手にわかった気になって慰めて、ごめん

りょう

余計と追い込んだよね

みらい

…大丈夫、、です、

みらい

自分勝手でごめんなさい、

りょう

なんで謝るの?

みらい

だって、、

りょう

ありがとうって、

りょう

言い直して

みらい

、、え、、?

りょう

自分勝手でごめんじゃなくて、

りょう

助けてくれてありがとうって、

みらい

、、、

みらい

助けてくれて…ありがと…ございます…

りょう

うん、良かった無事で

みらい

、、、

りょう

帰ろう

みらい

どこに、、帰ればいいの、、

りょう

俺の家、さっきのところ戻ろう

みらい

、、、いいんですか、

りょう

うん、ほら、暗いし、早く行こう

みらい

、、はい、

初めて私の声に気付いてくれた

助けてって言葉に気付いてくれた

そんなあなたを怪しむ気持ちなんてなかった

これからも助けて欲しいって思った

心からそう思った

そう、思えた

この作品はいかがでしたか?

237

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚