テラーノベル
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大森元貴side
朝早く、チャイムの音が鳴る
玄関の前にだれがいるのか、なんてもうわかってる
毎日仕事の前に迎えにきてくれる若井
若井は車で毎日仕事の前に迎えにきてくれる
でも俺は今起きたばっかりで着替えてない
若井を外でずっと待たせているわけにはいかないので家に入れようと玄関を開ける
wki.
omr.
wki.
omr.
wki.
若井は笑いながら玄関で靴を脱いでリビングに入る
元貴の家入るのいつぶりだろ、と笑っている若井。
そんな若井を横目に見ながら俺はいつからかわからない願いを若井にぶつける
ねぇ、このまま押し倒して濡らしてくれてもいいんだよ?
でも、それを若井に言う勇気はない
だからマグカップにココアを注いで若井に差し出す
若井はありがと、と言ってココアを口に含む
wki.
omr.
若井にそれだけ告げて廊下に出る
廊下には若井の匂いが薄く漂っていた
若井が家に来たのは二週間ぶりくらい
二週間前、俺と若井はこの家でとても濃厚なキスをした
でも、それだけだった
omr.
そう意味もなく呟きながら自分の寝室を開ける
寝室には若井の私物がいっぱい置いてある
全部若井の部屋から無断で拝借したもの
この部屋で、
若井の匂いを嗅ぎながら一人でヤってることなんて、若井は知らないだろうな、
付き合いたいと思う
満たされていたいと思う
濡らして欲しいと思う
キスはした
手も繋ぐ
若井の言動で感じたことなんて数え切れないくらいある
お互いの唾液の味ももう知ってしまった
でも、付き合っているといえば、それはわからなくなる
だってお互いに「好き」って言ったことない
「愛してる」なんてもってのほか
実際、俺は若井の温かい肌の感触を知らない
一緒にお風呂に入ったことも
一緒に同じベットで添い寝したこともあるのに
若井はいつまで経っても俺を濡らして満たしてくれない
パジャマを脱いで新しい服を着る
ふと思う
俺と若井はいつまでこんな関係でいるんだろう
付き合ってもいないのに俺は若井の私物で一人でヤってる
若井のことばっか考えてる
若井のそばにずっといたいって思ってる
一日の始まりから終わりまで、最期まで、ずっと。
ねぇ、若井は俺のことどう思ってるの
若井は今の俺と同じこと思ってる?
誰でもいいわけじゃないの
若井がいい
若井だけでいいから、
俺をめちゃくちゃに壊してほしい
そう思うのは、おかしいことなのかな
若井の匂いのこもった部屋を出る
帰ったら若井の匂いでヤる
だって今日もどうせ若井は俺を満たしてくれないし
omr.
wki.
wki.
omr.
wki.
omr.
wki.
そう言って若井は俺の腕を掴んで玄関に歩いていく
その背中を睨み付ける
思わせぶりなこと言って、こっちの心臓がバクバクしてるのも知らないで。
そんな若井に、俺はまた沼っていくんだろうな、笑
こんにちは✨
600いいねありがとうございます😭 こんなに伸びるって思ってなくてすっごく嬉しいです
この作品もいいねと感想よろしくお願いします🤲
それではまた!
コメント
3件
わーかーいーさーんー? なぜ期待させるような言言うんですかねぇ?
もー……… そんな期待させること言っちゃいます…?ちょっとwkさん目線見たいですね😏どう思ってるんだぁ〜!! mtさんも行動全部可愛すぎません? 物勝手に取っちゃてるとかほんとに可愛い…
きっとmtkさんの想像通りにやってるよ、やっててくれ