歩奈
目採君っ!
餘ツ
ブラ…目採!
ブラコンって言いかけてる
目採
あ…餘ツと歩奈さん…
餘ツ
ブラコン誰かに襲われたって聞いて…!
ブラコン言わないであげて
歩奈
ブラコン君大丈夫?
釣られてる
目採
……なんとか…
スルーすか
目採
でも目埜が…
歩奈
蒼に聞いたんだ
歩奈
そしたらこう言われたよ
歩奈
『確かに2人が襲われて目埜君が連れ去られた記憶がある』
歩奈
『だけど肝心の誰なのかの記憶が無い』って
目採
蒼でも分からないなんて…
餘ツ
確か2人を襲ったのは身長の高い人なんだよね?
目採
そうだな
餘ツ
じゃあ身長が高い人を絞っていけば犯人が…
歩奈
でも同一犯とは限らなくない?
餘ツ
そっか……
餘ツ
とりあえず2人で考えてみよっか
餘ツ
ブラコンありがとう
やめなさい
目採
おう
君もスルーかよ
歩奈
とりあえず、ここまでの情報を整理しながらアリバイを確認したいね
餘ツ
そうだね
歩奈
まず身長がそこそこに高いのはルン…
餘ツ
行ってみよう
歩奈
うん
情報整理は?
ルン
いらっしゃいのサ〜
餘ツ
ルンさん、ちょっと署で聞きたいことが
署なんてありません
歩奈
来てくれるね?
強制やん
ルン
……へ?
そらなるわ
ルン
僕じゃないのサ
餘ツ
そっかぁ〜
歩奈
じゃあ違うね〜
諦めるの簡単だな
歩奈
じゃあ次緋芽さんのところ行こっか
餘ツ
うん
ターゲット適当じゃねーか
緋芽
アタシでもないわよ?
緋芽
第一アタシ、身長女の中では高いってだけで男と比べると普通よ?
歩奈
そっかぁ〜
餘ツ
じゃあ違うね〜
当てずっぽうじゃねーか
その頃澪彩は……
澪彩
うわーん!仕事が終わらないよぉ!!
澪彩
誰か助けてぇぇ!!
まぁ…がんば
「よし、これで土台は整ったな」
「次は悠斗のところに行ってシステム情報を盗めばいいんですよね」
「お前…なんでこれは覚えてるんだ」
「褒めて貰えて嬉しいです」
「褒めてない」
「茶番はいいからさっさと進めるヨォ」
「茶番のつもりじゃないんだが…」
「システム〜ふわふわだねぇ〜」
「フワフワー!」
「なんでもいいけど楽なことしたいな〜…」
「にしてもシステム情報を盗んでどうやってシステムをいじるのサ?」
「ああ、それはな…」
「……ふふっ」
柳
俺の能力でなら優雅さんを操ることが出来ますよ