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俺が首を横に振ると
桃は不思議そうに瞬きを繰り返す
桃
桃
紫
俺がツッコむと
桃は楽しそうにふにゃふにゃと笑う
桃
紫
桃
桃
桃
紫
俺が嘆くと
桃は目尻に涙を溜めながら
桃
と頭を下げた
こうして冗談を交わせるくらいには
俺を信用してくれたようだ
犯罪は避けたいが
できる限り気持ちに応えてやりたい
紫
紫
桃
桃
桃
その言葉は
好奇心を刺激した
俺は桃を凝視しながら
腕を組んでふむと頷く
紫
紫
桃
紫
紫
俺は中に浮かぶ桃に近付き
身体が重なるように立ち止まる
質量を持たない桃の身体が
完全に俺と重なった
紫
紫
桃
紫
紫
殺気を感じた俺は
床に三つ指をついて深々と土下座する
桃は溜飲を下げたようで
ふっと息を吐いた
桃
桃
桃
紫
紫
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
幽霊少年は訴訟を匂わせながら
ふわりと浮き上がり玄関の方向に向かう
その行動に疑問を抱き
思わず呼び止める