あの花が咲く丘でまた君と出会えたら

最近物事全てにイライラする

「バン」

ソファに寝転ぶ

ドン

百合は家から出ていった

雨

走る

百合が入ったところは防空壕

百合はここで一晩を過ごした

ドン

防空壕から出る

防空壕から出た先はなにもない野原だった

百合がいることに気づく

じっと私を見てくる

家の屋根の下に座り込んだ

私はゆっくりと首をあげた

彰は水をくれた

私は喉が渇いてたせいで一気に飲んだ

私はここがどこか分からずお腹がすきすぎの限界で食べることしか頭に入ってなかった

私は机の上にあった新聞を見てみた

なにか授業でした気がする

あれだ。あのなんかダサいヤツ

そういえばここも熱い、水もぬるい

だからだ。今は1945年なんだ、

見たことがない

そっか、戦争時代だから

私は口いっぱいに食べ物を詰めた

私は帰りたくて走って防空壕へと行った

防空壕へ着いた

「バン」

私は夜まで泣きじゃくった

私は記憶がある限り頑張ってツルさんの所へといった

授業でやった、やつだ

確か、お国のために自ら敵に体当たりしにいくことだ

お風呂に入り終わった

あの教科書に載ってあったダサい格好のやつだ

多分ツルさんは私の居場所がないとおもって気を使って言ってくれたんだ、

私が断らないようにってついでにお手伝いを命令したのだ、

私が初めてここに来た時の女の子だ、

彰さんたちと来たのは

面白くて優しい石丸さん

正義感が強い加藤さん

ここで1番最年少の板倉さん

優しくて後輩思いの寺岡さん

そして彰さん

今の私は知らない

事実をこれから知るのだった