/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
カレン
ねえ、イブってさぁほんと変わってるよねぇ…
取り巻き
ねぇ…まあ、あの塔の上のラプンツェルの娘だからねぇ
カレン
ほんと！
イブ
はあ…
今日も学校ではカレン達が私たちを軽蔑した目で見てくる
イブ
何よ…お母様とは…違うっ！
カレン
ほら…またブツブツ言い出した
取り巻き
ほんと…気持ち悪い…
カレン
あんなんで未来の女王？
取り巻き
ありえない！
カレン
ほんとぉ
取り巻き
あはははっ
カレン
行こいこ！
イブ
はぁ…今度の日曜日…^お母様が寮の部屋に来るって言ってたなぁ…
イブ
めんどくさい…
日曜日
ラプンツェル
イブ！久しぶりね！会いたかったわー！
イブ
お母様！いい加減裸足でうろつくのはやめて！
ラプンツェル
なんでよー？
カレン
ほら見て見て！
取り巻き
またあの人裸足だ…
カレン
ほんと変わり者…
イブ
ほらね！お母様が来るといつもこうなる！
イブ
もう嫌！
イブ
出ていく！
ラプンツェル
ちょっと！
私は後ろを振り向かずに学園を出た
イブ
ハアハア…ここはどこ？
ノア
君…どうしたんだい？
イブ
…どちら様？
ノア
僕は…ノア！すぐそこのマリア学院の生徒さ！
イブ
マリア学院…？ってことは…どこかの王子様？
ノア
いや…王子じゃないんだけど…たまたま珍しい才能があってね…
イブ
へー…珍しい才能って？
ノア
僕…魔法が使えるんだ！
イブ
ま、魔法！？
ノア
そう…それで…マリア学院に入学許可を得たのさ！
イブ
なるほど…
ノア
でも…もう嫌だよ…
イブ
え？どうして？
ノア
僕はみんなと違って平民だ…
ノア
みんなと違うだけで…色んな人から変な目で見られる…
ノア
それが辛いんだ…耐えられないよ…
イブ
ノア…その気持ちわかるわ…
イブ
私…ラプンツェルの娘なの…
ノア
なっ！あのラプンツェルの！？
イブ
ええ…みんなお母様が変わってるからって
イブ
私のことも変人みたいに言ってきて…
イブ
でもお母様は気にもとめずに裸足で当たりをうろつく…
イブ
もう嫌なの！だから思わず出てきちゃった…
ノア
そうか…僕は個性があることは悪いことだと思わないんだ
イブ
え？人と違うのがいいことなの？
ノア
だってみんながみんな同じだったら嫌だろ？
イブ
それはそうだけど…人と違いすぎるのも良くないわ…
ノア
そうかなあ？僕はそんなんで悪口を行ってくる方がよっぽどの変人だと思うけどなぁ…
イブ
とにかく！私はもうお母様の娘でいることに疲れたの！
ノア
へぇ？
イブ
ねえ！これから2人でどこかに逃げない？
ノア
え？
イブ
どこか…ものすごーく遠いとこ！
ノア
いや…さすがにそれは…
イブ
なんで？ノアだってこんなとこにいたくないでしょ？
ノア
そうだけど…
ラプンツェル
イブー？イブー？どこにいるのー？
イブ
嫌だ！お母様だわ！
イブ
ノア！早く逃げましょ！
ノア
う、うん！
イブ
あ、あの！
おじさん
ん？なんだい？
イブ
おじさんの馬車に乗せってて貰えませんか？
おじさん
いいけど…どこまで行くんだい？
イブ
なるべく遠くまで！
おじさん
じゃあ国の外れの村まで行こう！
イブ
はい！お願いします！
イブ
ノアも！
ノア
ああ…うん！
おじさん
ほら、着いたよ？
イブ
はあ…良かった…
イブ
ありがとうございました！
おじさん
いやいや…じゃあ私はこれで
イブ
さようなら！
ノア
イブ…これからどうするんだい？
イブ
この村で暮らすわ！
ノア
え？
数年後
私とノアは結婚し可愛い娘を授かった
レベッカ
お母様！お父様！おはようございます！
イブ
おはよう。リベッカ。
レベッカ
お母様！聞きましたか？
イブ
ん？何を？
レベッカ
この国の女王様が危篤だって…
イブ
女王様ってまさかラプンツェル！？
レベッカ
ええ…そうですけど？
イブ
大変！
イブ
ノア！今すぐ馬車を出して！
ノア
ああ！
私は馬車で城まで行った
イブ
すいません！誰か空けて！
メイド
その声は…イブ様！
イブ
お母様は？お母様は大丈夫なの？
メイド
ラプンツェル様！ラプンツェル様なら先程奇跡的に回復致しました！
イブ
ああ…良かった…
イブ
城に入れて
メイド
はい！
イブ
お母様！
ラプンツェル
ああ…イブ…あなたに会えてよかった…
イブ
お母様！紹介するわね！
イブ
こちら私の夫のノア！
ノア
初めまして！会えて嬉しいです
イブ
そして私たちの娘のレベッカ！
レベッカ
お母様…この方は？
イブ
あなたのお祖母様よ
レベッカ
お祖母様！？
ラプンツェル
まあ…可愛らしいわね…
イブ
お母様…ごめんなさい…
イブ
私酷いことをしたわ…
イブ
誰に何を言われようと個性を大事にすればよかった…
イブ
本当にごめんなさい！
ラプンツェル
あらあら、いいのよ。
ラプンツェル
それより戻ってきてくれて本当によかった…
ラプンツェル
これからは私たちで仲良く暮らしましょう
イブ
ええ！
はい！ありがとうございました！
次はハート❤30で新しいストーリーを描きます！
次はムーランの娘…の話だと思います！
ハート❤よろしくお願いします。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
