コメント
69件
尊い…埋まる((これ毎回言ってる… 名前出してくれてて嬉しいです!
あ、尊い(◜¬◝ ) 最高のストーリーありがとう!
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あまね
あてんしょん 以下略
フォロワー様400↑ ありがとう!!
この御話は
if
ふらりと入ったバーで出会った
バーテンダーの君との物語
悠佑
弾むメロディーを奏でる自分の声
伸ばした手に収まる酒瓶
悠佑
俺の職業は所謂バーテンダーである
メニュー通りにつくったり
お客様の気分に合わせてブレンド等々
ここまで酒1杯に拘るのは、 きっと此処だけだろう
悠佑
ぐぐぐと欠伸を零すと
時計は3時をまわっていた
悠佑
お客様達もお持ち帰りされてたり 帰ったりなど、店は空き状態
もう閉めてもいい頃だろう
カウンターを台拭きで拭いていると
カランカランッ
悠佑
静かなお客様御来店
悠佑
悠佑
この店の決まり文句である
スラスラと並べる言葉を聞いている彼は
辛さを隠したような笑みを零した
この感じ…
悠佑
やっぱり
直ぐには酒を頼まない
色んなお客様を見てきたから 初心者くらいは大体分かる
悠佑
悠佑
悠佑
…
訳ありな眼をしている
悠佑
悠佑
悠佑
そうへらりと笑うと、驚いた顔をされる
悠佑
悠佑
if
悠佑
悠佑
if
悠佑
if
段々と相手との距離を詰めるのも 習った。体で覚えるもんである
悠佑
青い髪の彼には、ブルームーンが良かろうか
ジンとバイオレット リキュールを 手に取る
if
if
悠佑
ボトルにそれらを入れようとした時
優しく話しかけられた
if
悠佑
if
ふわふわした声で返答すると
嬉しそうに顔を輝かせた
if
if
珍しい
1番最初に思い浮かんだ言葉はこれだった
此処に来て、バーテンダーの歌を聞きたいだなんて
そんな話が今までにあったろうか
悠佑
でも歌うことが好きな悠佑。
自分の持っている歌唱力を披露するとしよう
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
歌っている間、彼は大きく目を開き
まるで目の前に初恋の人がいるような
そんな顔をしていた
if
歌に熱中し、見蕩れている姿
なんだか昔の悠佑に似ていて
気がついたらつくっていたカクテルは
オリジナルブレンド
悠佑
そんな事を考えて出したカクテル
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
簡単に説明したそれ
味はどうだろうか
彼の口に会うものだといいな、なんて
if
if
悠佑
落ち着いた声でそう告げる
なにが、ではなく凄く安心して
悠佑
そうへにゃりと笑った
if
目を細めて愛おしげに笑う彼は 少しだけ火照っていて
そんな瞳に恋したようだ
悠佑
3:40をまわり、少し焦りを覚える
もう少しだけ、彼といたい
それでもifと悠佑は所詮 店員と客の立場
恋は愚か、時間だってありはしない
悠佑
深く、丁寧にお辞儀をすると
「また、同じ時間に」
そう囁いたのを今でもハッキリ覚えている
あれから3年
バーテンダーは辞めた
嫌いではなかったが
あの時褒めてもらった歌と向き合いたかった
悠佑
悠佑
大きく欠伸をすると、あの日を思い出す
こうやってしていたら、ifがひょこっと きてくれるのではないかと
会いたいと願う、初恋の人
悠佑
悠佑
「あにきっ」
悠佑
悠佑
if
初恋の人、
悠佑
悠佑
否
if
if
if
if
if
悠佑
一言一言愛おしそうに話す彼
そんな姿に思わず笑みが零れる
if
if
if
if
悠佑
if
悠佑
悠佑
恋人
あの後、同じ時間に来てくれたif
優しくて甘いカクテルのような
「一目惚れしました。好きです」
そんな告白を受けて。
悠佑
if
こんな幸せが続きますように
そう、願い続けるのだった