涼太
亮平
涼太
亮平
亮平
涼太
涼太
涼太
亮平
涼太
亮平
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平が最近、忘れっぽくなった
何でだろ…
次も忘れたらどうしよう。
怒る…?注意する…?
分かんないよ……
亮平
亮平
心の中
亮平
亮平
亮平
亮平
亮平
亮平
亮平
亮平
亮平
亮平
涼太
亮平
涼太
涼太
亮平
亮平
亮平
亮平
涼太
涼太
ドアが一瞬だけ開き、 すぐ閉まった。
涼太
涼太
なんだよ。曖昧にして。
男か女、とか言えるだろ…
なんで、濁したの?
教えて欲しかったのに…
付き合ってすぐに決めた。
"隠し事は無し"
やめてよ、破るつもり…?
5時間後、
亮平からかかってきた
こんな時間に…
涼太
涼太
??
涼太
涼太
??
??
渡辺
涼太
涼太
渡辺
渡辺
涼太
渡辺
渡辺
渡辺
涼太
渡辺
涼太
渡辺
渡辺
渡辺
渡辺
すぐ切られてしまった
涼太
涼太
涼太
渡辺
渡辺
涼太
涼太
涼太
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平
亮平
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平
亮平
亮平
涼太
渡辺
渡辺さんも流石に黙り込んでる
亮平、そこまで忘れたの?
何で?ひどいよ、
渡辺
渡辺
亮平
亮平
亮平
涼太
渡辺さんが、小さな声で…
渡辺
渡辺
渡辺
涼太
渡辺
涼太
涼太
渡辺
渡辺
涼太
涼太
涼太
渡辺
渡辺
涼太
俺は、亮平を引き連れ、 自分の家に帰って行った
涼太
亮平
涼太
涼太
亮平
亮平
涼太
涼太
亮平
亮平
亮平
亮平
涼太
涼太
残念ながら、亮平は
アルツハイマーだった
もう少し早く異変に気づいて、 忘れっぽいのを改善出来たのに
今じゃ、進んじゃってる。
どうしよう。そのうちに、 俺の事まで忘れちゃうのかな?
亮平
亮平
亮平
涼太
亮平
亮平
涼太
2年後
亮平は日に日に何かを 忘れていった
スマホの使い方、 テレビの使い方、 漢字の読み方、 数学の問題の解き方、
亮平にできる事は 少なくなってしまっている
と、俺は毎日焦り続けた
涼太
俺は思い切って言ってみた。
涼太
亮平
亮平
亮平
…覚えてられたかな?
亮平
涼太
亮平
亮平
涼太
亮平
亮平
亮平
涼太
涼太
亮平
こうして俺たちは 県外の海へ車で 行くことにした。
亮平は“なんで”俺が急に 海行こうって言ったかを 覚えてたかな…?
亮平
亮平
涼太
涼太
涼太
涼太
亮平
俺にとって、亮平にとっても、
思い出のある大事な場所―
君は、、、
覚えてるの…?
涼太
涼太
亮平
亮平
涼太
涼太
亮平
今にも泣きそうな声で言った
亮平
亮平
亮平
亮平
亮平は泣き出してしまった
俺は、何も言わなかった
何も言わなかったけど、
ただ亮平を優しく包み込んだ
涼太
涼太
涼太
涼太
亮平
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平
亮平
亮平
涼太
涼太
涼太
亮平
亮平
俺は小指を出したが、 亮平は首をかしげた。
なぜなら、 「指切りげんまん」を 忘れてしまったからだろう。
涼太
涼太
亮平
亮平も小指を出した
俺はそれを絡ませ、
「指切りげんまん」をした
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平
亮平
涼太
そう言うと、亮平は 車のある方向へと走り出した
車は横断歩道の奥にあった
亮平
亮平が俺の方を向いた
亮平
横断中に―
亮平
涼太
その時1台の車が…
亮平は気付いていない
涼太
亮平
横断歩道の真ん中で 俺に向かって手を 大きく振っている
涼太
亮平
涼太
俺は全力で走りながら 亮平の元へ叫びながら―
亮平
亮平
涼太
亮平
涼太
涼太
涼太
俺が気付いた時には 亮平は吹き飛ばされていた
涼太
やっと俺は横断歩道に 辿り着いた
涼太
亮平は吹き飛ばされた反動で 頭を強く打っていた
涼太
返事はない
ドライバー
ドライバー
ドライバー
ドライバー
ドライバー
ドライバー
涼太
5分後、やっと救急車が来た
人生で初めて5分が こんなにも長いんだと思った
俺は付き添いで亮平と一緒に 救急車に乗った
看護師さん
看護師さん
担架に運ばれてる亮平の顔を見て、俺は願った
涼太
亮平
涼太
亮平
涼太
亮平
涼太の雰囲気が微妙に違う?
ま、そんな所も好きだよっ
でも何で俺ってここにいるんだっけ?
全く思い出せねぇ…
涼太
涼太
亮平
涼太
亮平
涼太
涼太
涼太
涼太
亮平
凄く怪しく感じた
でも病気治したいし。。。
亮平
亮平
涼太
涼太は手を差し出してくれた
涼太
涼太
涼太
亮平
亮平は宙(そら)へと 旅立ってしまった
fin.
【解説】 ※分かった方は飛ばしても OKですが、確認として見るのもいいかもしれないですね。
1.なぜ最後のシーンで 背景が空港だったのか
空港は空の玄関口と言います なので、 空(天界)への玄関口つまりは、 「死」を意味しています。
空の玄関口と言いましたが、 空へ旅立つ という意味でも 「死」を意味しています。
空港のシーンの前にあった 出来事は、亮平が車に はねられてしまったという、 何とも言いづらい事がありましたよね。
その事をふまえると、 「亮平が」事故死してしまい、 天界への玄関口から 旅立ってしまった、という 訳です。
2.なぜ天界への玄関口に 生きているはずの涼太が いたのか
※これから具体的に話す内容は実話です
実際に私の親戚の方が 心臓の病気で心肺停止状態になった時に「夢」を見たと仰っていました。
今回のストーリーで言うと、 そのような「夢」は 空港のシーンであり、 生死を彷徨う亮平が見ていた 「夢」だったのです。
親戚の方はご高齢なんですが、 その方、5人姉妹でつい最近 末っ子の方が心筋梗塞で亡くなってしまったんですね。
で何でその方の末っ子さんの話をしているかと言うと、
その方が心肺停止状態の時に 見た夢の中にその方の末っ子さんが居たんですって。
その方よりも前に亡くなっているはずなのに。
その方の末っ子さんが その夢の中で何か語りかけたらしいんです。それは、
「元気?私は元気。でも○○(その方の名前)が居ないと寂しいのよ。だって、私以外まだ生きてるじゃない?だからさ、○○来てよ〜。お願いよ!」
らしいです。 いかにもって感じで 今回のストーリーと合う部分があるんじゃないでしょうか。
少しずつ紐解いていきましょう
では、亮平と親戚の方の違いを 見てみましょう。
親戚の方→行かないと言った 亮平→ついて行った
ついて行く=一緒に天界へ行こう ということになる
行かないと言った→現実世界に戻った(意識が回復する)
だから、亮平は旅立ってしまったのです
まだ理解出来ないよ! って方はコメント欄でもっと 詳しく解説します!
ここまでご覧いただき、 ありがとうございました
リクエストしてくれた方、 大変大変遅くなりました。
コメント
2件
感動😭
最後のでなんか泣けそうですわ..💧