数日後…
鈴音(幼少期)
お腹…………へった…………………
お母さん
……………
鈴音(幼少期)
あ……………おかあ………さ…ん…
お母さんはパンをほんの少しだけちぎって投げ捨てると出て行ってしまった
鈴音(幼少期)
…………パ………ン…
私は這いずりながらもなんとかパンにありつけた
鈴音(幼少期)
……………(もぐもぐ
鈴音(幼少期)
美味しい…………
さらに数ヶ月後……
鈴音(幼少期)
………?
鈴音(幼少期)
なにこれ…?シャボン……玉…?
鈴音(幼少期)
なんで私の手から…………?
こうして私の〝個性〟が発現した
そして数年後………
泡瀬 鈴音
…………(もぐもぐ
私は個性のおかげでご飯を出せたり、服を洗ったりすることが出来るようになった
泡瀬 鈴音
…………外でてぇなァ…………ま、叶わないんだろうけど…………個性ででも遊んでよっと…
あぁ……私の個性の名前……そういえば言ってなかった………名前は〝泡〟………この個性には救われたよね
母Side
お母さん
どうして…………どうしてなのよッッッ!
お母さん
(皿を割った
お母さん
なんで…飯も与えてないのに……………与えてないのに生きてるのよッッッ?!
お母さん
あの…………あのバケモノのせいでッッッ!…………あなたがッッッ!…あなたがッッッ!
私の言っている『あなた』は旦那の事だ
……旦那はあのバケモノを庇って………………◯んだ。……どうしてあなたが◯ななければいけなかったの?あいつが……………あいつが◯ねばよかったのにッッッ!