コメント
1件
続きが気になる〜
kg
kg
rz
大きく溜息をついて、続ける。
kg
kg
rz
kg
物心がついたときには、俺は既に施設にいた。
そこから3ヶ月が経たないうちに、俺は引き取られた。
けれど、その家は地獄のような場所だった。
スケジュールは全て管理され、食事は3日に一度。
…俺はきっと、ストレス発散の為の玩具だったんだろう。
けれど幸いな事に、母親の方の叔母が見つけてくれ、俺はまた施設に送られる事になった。
施設に戻ると、俺は孤独になった。
俺の部屋には5人いるのだが、全員に避けられている。
…まあそれはそうだよな。
せっかく引き取られたのに、なんで帰ってくるんだよ。とか思うよな。
…それとも、俺の見た目か?
…前より少し見た目が変わったから?
ぎゅっと手に力を入れ、孤独の惨めさを思い知った。
しばらく経ったある日。
俺はまた引き取られる事になった。
…相変わらず、地獄の家。
俺の居場所なんてなかった。
それから1週間が経った。
…幸いな事に、両親は共働きという事がわかり、数時間は帰って来ない事が分かった。
kg
そう思い、家の中を漁ってみた。
リビングにある少し高い棚の上を背伸びして手で探ると、固い何かがあった。
棚の中から取って、よく確認してみた。
今までも、こんな事はよくあった。
けれど、大体よく分からない物だった。
だから、期待はせずに手に取ってみると、思わず目が光ってしまった。
kg
kg
疑心暗鬼に見てみるが、やはり凶器だった。
しかも、携帯の奴。
ポケットに入れて持ち歩けるサイズの物。
…念の為、丁寧に畳んで、自分のポケットの中に入れておいた。
その日の夜。
独り言を言いながら殴ってくる母親。
今までは黙って痣が沢山できるのを堪えてた。
けれど、今は。
どうしても、憎くてしょうがなかった。
謎に、今までの行いを復讐してやりたくて。
kg
殺められる物。
それを探した時に、ふと思いついた。
さっき、手にした“携帯ナイフ”で殺せばいい。
…俺は狂ってしまった。
だって。
自分で人を殺めたんだから。
殺めた事はあまり覚えていないが、周りを見渡すと、公園にいた。
kg
rz
kg
kg
俺がそういうと、一瞬の沈黙の後にルザクが言った。
rz
rz
rz
rz
“僕が居るから”
その言葉に、俺は心を温められた気がした。
rz
kg