主
主
主
tg
主
tg
主
主
↓
↓
↓
実は俺とkty兄は同い年だけど
双子でもなんでもないんだ
俺が小さい頃両親が他界してしまい
俺はおばあちゃんと暮らしていた
その時よく連れてきてくれた公園で
友達だったのがakとktyだった
今では兄としていてくれる2人だけど
俺は本当はこの2人の弟ではなかった
ak
kty
tg
tg
tg
ak
tg
tg
kty
tg
tg
ak
ak
ak
それからakがお母さんに言って
色々と話が進んで俺はak達の弟になった
向こうのご家族は快く引き受けてくれた
お義父さんはずっと 海外にいて知らないけど
お義母さんはとても優しくて
akとktyも兄弟のように接してくれた
けれども…………
くらすめいといち
クラスメイトに
くらすめいといち
クラスメイトに
tg
くらすめいといち
クラスメイトに
小学生の頃から虐められた
中学生になって お義母さんが病気で亡くなって
俺が来たから4んだと
死神扱いされた
もちろんak兄やkty兄には言えず
俺は必死に耐えた
屋上に来たら気が紛れるかも
そう思ったけど
そこにもいじめっ子はやってきて
殴る蹴るの暴行を
毎日のように受けた
やめてくれとお願いしても
辞めるどころかキモい扱いをされ
その頃からだろうか
俺は本当の気持ちが言えなくなった
リスカがバレてak兄達に怒られた時も
自分の思いは伝えられなかった
笑っていればみんなを苦しませない
俺1人苦しむ分には何の問題もない
そう考えるようになった
高校になって 周りの環境はガラリと代わり
イジメも無くなった
クラスメイトとも仲良くはなったけど
本音と言う物が言えずにここまで来た
そんな時、あの3人が家に来た
at君は顔もかっこよくてクールで
何より声が好きだった
アニヲタの俺からしたら神級だった
それでも…………
mz
kty
mz
kty
こんな事があっても
pr
ak
pr
誰かが出かけても
tg
at
tg
at
自分の欲を伝えてしまえば
嫌な顔を知れるかもしれない
否定されるのが怖くて
自分を否定し続けた
何週間かして色々あって
kty兄とaK兄がそれぞれ付き合ったのは
何となくわかった
喜ばしいと思う片隅では
羨ましいと思ってしまう自分を
一生懸命押し込んだ
転機が訪れたのはクリスマスイブの前日
夜戻ってきたat君に キスされそうになって
次の日初めてデートのお誘いがあった
あの日at君は俺に包み隠さず
全てを言ってくれた
そこから出た俺の言葉は
tg
また皮を被ってしまった
何でどうして?行って欲しくないなんて
言える訳もなかった
でもでも、 at君がぶつかって来てくれたなら
俺も言わなきゃいけないよね
tg
俺なんかが好きになってごめん
お願い、困らないで
嫌な顔しないで
その願いが届いたのか
at君は俺を受け入れてくれた
好きだと言うこと以外 何も伝えられないまま
別れの時はやってきてしまった
at
何言ってんの、それは俺の台詞だよ
こんなに沢山の思い出をくれて
こんな俺を愛してると言ってくれて
何にも伝えられてないのに
tg
またそんな言葉が出てしまったけど
本当は伝えたい事が別にあって
ありがとう、本当にありがとう
大好きです、貴方の事が
お願い、忘れないで
ずっと傍にいて欲しい………
そんな本音は飲み込んだ
泣くな、泣くな泣くな泣くな泣くな 泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな
笑え、笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑え 笑え笑え笑え笑え笑え笑え笑うんだ俺
皮を被った俺からの言葉は
tg
いつか帰って来てくれると言う 願いも込めて
いつでも戻って来れるようにと
有り得る筈もない希望を込めて
at
外に出るドアの音を聞いて
俺は崩れ落ちた
勝手に零れ落ちる涙と
漏れそそうになる俺の汚い声が 聞こえないように
必死に腕を噛み、耐えた
最初から本音を伝えていたら
なにか変わっていたのかな?
ふと机を見ると俺のスマホ
大事な写真が沢山ある、思い出
その下には………封筒に入った手紙?
こんな所にこんなのあったっけ?
不思議に思って中を見てみた
tgへ
オレはもしかしたら記憶が無くなるかもしれないから
この手紙で俺の存在証明をさせて欲しくて書きました
tgと出会って本当に幸せだった
最初はシャイなのかなと思ったけど
たぶん違うよね?
tgは何かを伝えることが怖いのかな?
違ったらごめんね、でもそう感じたんだ
でもねtg、何でも言っていいんだよ?
例え否定されても、それがtgの考えなら伝えるべきだよ
俺は最後、tgに好きって言ってもらって
本当に嬉しかった
ありがとうtg
俺もtgの事、心の底から愛しています
記憶が無くなっても俺の気持ちは
ここに置いて
ずっとtgの傍にいるから
だから恐れずに怖がらずに前を見て
幸せになってください
at
手紙は濡れた跡がある
泣きながら書いてくれた事が
手に取るようにわかる
リビングの窓から飛び立った音を聞いて
手紙を抱き締め、俺は声を上げて泣いた
tg
tg
あの時言った『好き』は
卑怯な俺の逃げの言葉
『好き』はどうとでも取れるから
本当は、本当は俺もat君のこと………
tg
やっと出た本音は伝わらいまま
部屋の空気と共に消えていった
tg
主
主
tg
主
tg
主
主
主
主
コメント
8件
神作品の続きが見れてとても幸せです‼️ 続き待ってます!!
神作最高✨️、まだ続きとかあるんですか?