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[第五話 晴天]
神楽
高杉
雲一つない青々とした空。太陽の光が神楽と高杉を包む。現在授業中のはずだが、この2人は屋上で絶賛サボり中である。
神楽
高杉
神楽
高杉
高杉は神楽の制服の襟元を引っつかんで日陰へと連行する。そして高杉は神楽から手を離すと屋上のドアを開けた。
神楽
高杉
神楽
高杉
神楽
高杉は神楽に後ろ手で手を振って屋上をあとにした。神楽はまだ屋上に居たかったので、そのまま残った。
ボーッと空を眺めていると、学校のチャイムが鳴り響いた。これは、昼休みを知らせるチャイムだ。そろそろ自分も戻ろうかと屋上のドアを開けようとすると、神楽がドアノブに触れる前にドアが開いた。
神楽
沖田
屋上にやって来たのは沖田だった。神楽の顔を見た瞬間舌打ちした。
沖田
神楽
沖田
その言葉に胸がチクリとする。
ーーーそんな言い方しなくてもいいダロ
神楽
最後の方は聞こえるか聞こえないか分からないぐらい小さな声で言った。
沖田
神楽
・・・ しばらく沈黙があたりを包み、神楽はだんだん顔が赤くなる。 その沈黙を沖田の声が破った。
沖田
クスクスと笑い出した沖田。それがだんだん我慢できなくなって、最終的にはヒィヒィいいながらお腹を抱えて爆笑する沖田。
神楽
沖田
馬鹿にしたような笑い方じゃなくて、心底可笑しそうに笑う沖田。 ーーーこいつ、こんな顔も出きるアルか
沖田
神楽
沖田
神楽
沖田は首を傾けて、聞いてないと呟いた。
(あんのクソ天パァァァ!)
沖田
そう言って沖田は神楽の頭の上にポンと手を置いた。神楽の顔がゆでダコのように赤くなる。恥ずかしくて、逃げるように屋上をあとにした。