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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

私の名前は歌夜

現在私は灰谷蘭という男と結婚生活をしている

恋愛で結婚した仲だし

私の中でそれなりに上手くいっていると思ってる

思ってる…のは私だけだったのかもしれない

私の目に映る彼それは間違えなく私の夫で

その隣には私よりも綺麗でスタイルも良い女の人

私は現実を受け入れなかった

受け入れたくなかった

歌夜

夢だよね?

歌夜

夢じゃない

通知音がなる

歌夜

今日仕事で帰れないって

歌夜

嘘ついてる

家に着くと喪失感に襲われた

逆に今まで蘭が浮気をしなかった方が珍しかったのか

私が馬鹿だった

あんな奴、あんな奴なんでこんなに好きなんだろ

冷めれると思ったのに

浮気したら私は冷めると思ってた

私は冷めるとかじゃなくて

歌夜

ただただ悲しい

歌夜

なんでこんなにも無力なんだろ

後日

ただいま

歌夜

おかえり

いつも通りに帰ってきて

いつも通りにいつも通りにできてるよね

どうした?そんなに俺を見て

歌夜

いやなんでもないよ

聞きたい

あの女の人は誰なの?

聞けないだってもし

あっバレた?

正直お前に飽き飽きしてた

話す手間が省けた

なんて言われたどうしよう

俺しばらく帰れねぇわ

歌夜

えっ

歌夜

そうなんだ

歌夜

どれくらい?

それは俺らには分からねぇ

まぁ一週間以上帰れねぇから

歌夜

分かった

どうせあの女の人のところに行くんでしょ

歌夜

ごめん今日色々疲れてんだ

歌夜

先に寝るね

おやすみ

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