王子は盗賊に恋をした

ここは、トランプ王国

敵国との争いが耐えないこの時代、 トランプ王国と相対することを望む国は ほとんど居ないとされていた

その理由、それは明確だ

トランプ王国には、騎士団を率いる 国の王子がいる

その王子が戦略家であり、 騎士団の最前線をゆく特攻隊長だからだ

そして何より、戦いを挑まれ、 その王子の戦略で負けたことが一度も なかったのだ

だから誰も、戦うことを望まないのだ

戦えば、自国が滅びるからだ

しかし、1人だけその王子に戦いを挑む 白き盗賊が居た……

ある部屋

小一時間後…

(ｸﾞｲｯ)

(ﾁｭｯ)

この日歴史に1つ刻まれた

王子が1人の盗賊を自分の元に置いた

自分の家の宝石を預けてまで、 王子は気に入った盗賊を傍に置いた

これが、王子と盗賊の 出会いの物語であり、恋の物語となる

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