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俺の声は、届かなかった。

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俺の声は、届かなかった。

第5話 - 6話

217

2023年04月01日

#病み

#wrwrd

あんこ (* 'ᵕ' )

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217

あんこ (* 'ᵕ' )

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rb

…………ぁ、

俺…あそこから出れたんや…。 …良かった。

そう思っていると、俺以外の影がベッドに落ちた。

sn

！起きたの…？

rb

ん、見た通り。

sn

良かったぁぁ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

良かった…ペ神は怒ってこなかった。それだけが不安だったから…

てか、怒らないどころか抱き着いて来て、涙を流している。キm((

sn

そういえば、ロボロが眠ってる時にね、シャオロンとコネシマが来たんだよ。

rb

え……なんて、言ってた？

sn

「ロボロに謝りたいから会わせて」って。

rb

っ……。

sn

どうする？

rb

…悪いけど、2人にはもう少し時間が経ってからでお願いしていいか…？

sn

…うん。分かった、2人には言っておくね。

rb

…ありがと……

sn

……グルッペンとトントンには会える？

rb

…うん。明日ぐらいに来てもらえれば、平気かな。

sn

了解。

あれ…そういえば、

rb

ペ神！ショッピくんは！？

sn

ロボロが眠ってる間に起きたよ。ﾆｺｯ

rb

！良かった…

rb

今から会えるか？

sn

うん。インカムで伝えるね。

rb

ありがとな。

sn

いーえ。

数秒後…

ガラガラッ！

syp

ペ神さん！失礼します！！

sn

はーいw

syp

ロボロさん！大丈夫ですか！？

rb

ん。平気やで。

rb

なぁ、ショッピくん。

syp

はい？

rb

…ごめんな。

syp

！

syp

なんで、ロボロさんが謝るんですか…？

rb

俺の管理が甘かったせいで…っ

rb

俺が正確な指示を出さなかったせいで…

rb

ごめんなさい…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

あぁ、泣いてしまった。後輩に泣きついてしまって…情けない。

syp

ロボロさん、顔をあげてください。

rb

っ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

rb

ごめんなさっ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

syp

ロボロさん。

rb

…っ、

俺は渋々顔をあげた。顔を上げると、紫色の彼は優しく微笑んでいた。

syp

ロボロさんが謝らないでください。

syp

俺が自分のインカムの故障を確認していれば良かった…。俺のせいです。

rb

ちがっ＿

syp

違くないです。

rb

…え？

syp

そもそも、インカムが壊れてロボロさんの声が聞こえなかったとしても。

syp

敵に気づかなかった俺の責任です。

syp

でしょう？

rb

……っ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺は言い返せなかった。

「俺のせいだから。」と謝りたかったが、ショッピくんの真剣な顔に驚いてしまったから。

rb

…ありがとっ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

syp

はい！ﾆｺｯ

俺はどこまで迷惑をかける？

俺のせいでどれくらいの人を悲しませる？

「お前のせいでショッピは！！」

「お前とはもうマブダチを辞める！！」

rb

…

syp

ロボロさん…？

rb

いや、なんでもない。

俺は…

必要ないんだ。

syp

そうですか…

俺は今まで、見たことがなかった。

rb

…っ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ロボロさんが泣いている所を。

驚いた。だが、ロボロさんが自分を責めることでは無い。

俺のせいだ。

だから、ロボロさんを慰めた。

「俺のせいだから」

と。

rb

…

syp

ロボロさん…？

rb

いや、なんでもない。

syp

そうですか…

ロボロさんは暗く曇った顔をしていた。

本人は「なんでもない」と言っていたが、違うだろう。

絶対になにかある。

しばらくは医務室に通おうか。

紫色は、静かに誓っていた。