短編小説集

思い出

1話完結

自分の経験談

君はいつもは笑顔がない

ただいつも机に座って勉強したり

窓際で男子と話したり

学校に来る時間は私より遅い

遊んでいても笑わない

ただ私を見つめる

ファーストキスも

不意に顔を向け

優しく暖かい

あなたの手が頬を撫で

儚げな笑顔で私を見つめ

ゆっくり目を瞑り

柔らかい唇が触れた

帰りのハグ

会った時の

｢うっす｣

の、言葉

いつまでも続いて欲しい

と

思っても届くはずがない

彼が原因で

私から

別れを告げた

でも 頭から離れない

あんな思い出作られたら

結果

私から

｢好き｣

伝えて

返事がない

答え方おかしいよ

バックハグ

耳元で囁いたのは

｢可愛すぎんだよ｣

｢嫌いになるわけないだろ｣

｢ばか｣

ばかはどっちだよ

１ヶ月後

クリスマスの１ヶ月前

｢冷めた｣

｢別れよ｣

死んだ

私何かした？

分からないよ