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奏
あれ？美琴？
美琴
奏…
美琴
こ、こんな所でどうしたの？
奏
美琴こそ、なんで泣いてるの？
美琴
それは…
奏
修哉
美琴
っ…
奏
やっぱり
美琴
なん、で
奏
わかるよ美琴のことなら
美琴
どうして…？
奏
好きだから
美琴
…え？
奏
好きだからだよ
奏
美琴のことが
美琴
う、うそ
奏
うそじゃないよ
奏
俺は修哉みたいに美琴を泣かせたりしない
奏
俺にしろよ
美琴
え、っと、その、
奏
まって
奏
チャンスをちょうだい
美琴
チャンスって？
奏
来月の林間学校まで時間をほしい
奏
それで、もし俺と付き合えるのなら
奏
最終日のキャンプファイヤーでおどろう
美琴
………わかった
奏
ありがとう
奏
じゃ、さっそく
美琴
…え？
ギュッ
美琴
（て、手が…）
美琴
これも、チャンスでの一つ、なの？
奏
んー、それもそうだけど、ただ俺が繋ぎたかったから
美琴
っ…
奏
あ、照れてる？
美琴
てれてないよ！
美琴
こういうことに慣れてないだけだよ！
奏
ふーん
奏
ほんとかー？
美琴
ほんとだってば！！
奏
ははっ
美琴
あははっ
修哉
…美琴…？
美琴を追いかけてきた修哉、そこで見たのは、手を繋ぐ奏と美琴だった。
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