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太宰の憂鬱

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太宰の憂鬱

1 - 第1話 メランコリーな包帯結び

♥

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2024年12月16日

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どうも初めまして、名も決まっていなければ前アカウントを引き継ぐかも決めていない、いつ死ぬかも分からない死人ですアハハヽ(´∇`)ノ

あ、死人にしよかな名前、そうしよ という訳で<死人(しびと)>です。

文ストは漫画かじってるだけなんでゴタゴタキャラ崩壊ですけど、ろよしくお願いします

太宰

ん、、、

まだ明け方の朝日もさしていなし時間

私は今日も目を覚ましてしまった

太宰

、、、あまり寝れなかったな

ここ最近は寝付けずに寝不足だ

それでも寝ることが出来ない

太宰

はぁ、、、

静かな部屋には溜息が大きく聴こえる

理由はわかっている

おそらくあの日の事だ

太宰

ぷはぁ

私はこの日も入水自殺をしようと、意気揚々と川へ脚を入れていた矢先

【国木田独歩】

彼が私を引きずり河川敷へと戻した

太宰

も〜どうして邪魔するのさぁ

座り込んで少しのけ反り、青い空を見上げた

国木田

全くお前は、、、いい加減にしろ!!!

彼の怒号が静かな河岸に響いた

いつもの会話と光景、何も違わない

太宰

そんなことより美味しい物食べに行こうよ

彼の怒りを受け取りもせず、私はいつものトーンでにこやかに彼に顔を向ける。

国木田

はぁ

呆れたと言わんばかりの彼の顔

国木田

付き合ってられん

国木田

そんなに自殺したいなら勝手にしろ

国木田

武装探偵社にお前みたいなのは要らん

太宰

そんな事言わないでよー

いつもの会話だった

なのにこの日は何故か、彼の言葉が私の心へチクリ、とまるで手芸針が刺さったような感覚を覚えさせた

思えばこの日から、上手く眠れなくなったような気がする

勿論、彼はいつものように言っただけで、何も特別酷いことを言われた訳では無い

太宰

、、、

晴れない気分を洗い流そうとシャワーを浴びてみるが効果はなかった

太宰

おはよう!国木田くん

いつも通り

それを意識してみなに関わる

国木田

なんだ太宰

国木田

最近早いな

ほら、見てみろ

彼はあの発言を別に悪気なく言っただけで、いつも通りだ

太宰

いやぁー、最近朝シャワーにハマってね

それとなく返す

乱歩

あれ!

乱歩

最近早いね太宰

【江戸川乱歩】

彼のを欺く、、、失礼

彼に気取られないようにするのは油断出来ない

彼は、勘も良ければ頭もいい

その上観察眼がある

太宰

おはよう乱歩さん

にこりと笑って彼に笑顔を向けた

乱歩

太宰もしかして最近寝れてない?

太宰

ぐっすりですよ?

あぁ、やはり一筋縄では行かない

乱歩

そう?

乱歩

ならいいけど

彼は融通が効く

相手が知られたくないところに土足で入ったりなどしない

いい人だ

、、、わかってるんだ

乱歩

太宰

乱歩

お菓子買いに行かこう

彼は私の方に向き、子供の様な顔を更に思わせる雰囲気をまとった

国木田

まぁ、まだまだ時間もあるし

国木田

少し遠いあそこのスーパーなら空いてるだろう

国木田

私の珈琲と客用の茶も買ってきてくれ

どうやら行くことが決まってしまったらしい

私は一言も喋っていないが

乱歩

じゃ、行くよ

乱歩さんが部屋を出ていくのにまったりとした足取りで私はついて行く

まだ朝早いこともあって、スーパーはかなり空いていた

乱歩

お菓子お菓子〜

乱歩さんは浮きだった足でお菓子コーナーへと向かう

太宰

私はお茶見てきますね

太宰

ここら辺の、、、あ

いつも買ってある客用茶葉を手に取り商品カゴに2箱入れる

太宰

あとは、国木田くんの珈琲

その場から少し動いた時だった

あの人気持ち悪いわぁ

太宰

ビクッ

どこからか声が聞こえる

私のこと?

最近はいつもそうだった

どこからともなく見られているような気や、罵りが聞こえる気がする

もしかしたら幻聴かもしれない

早く別の場所に動こう

太宰

、、、

足が重い

その場に棚の下を見るような振りをしてしゃがむ

太宰

ウゥ、、、

小さく呻く

必死に声を押える

買い物中の人

あの人

買い物中の人

あの人

買い物中の人

買い物中の人

悪人

買い物中の人

あの人

買い物中の人

気持ち悪い

買い物中の人

変な人で

買い物中の人

あの

乱歩

太宰

幻聴かも分からない声に頭を抱えていると、乱歩さんの声がした

太宰

乱歩さん、、、

乱歩

どうした

頼りになる声

太宰

国木田くんの珈琲どうしようかと

迷惑をかけてはいけない

めんどくさいと思われるかもしれない

そんなことかと思われるかもしれない

ただの私の勝手な心境

乱歩

これは?

乱歩さんが棚にあった珈琲をひとつとる

太宰

それにしましょう

迷惑はかけたくない

、、、

嫌われたくない

太宰

、、、

帰り道、頭の中をぐるぐるとかき乱す原因は先程の幻聴かも分からない言葉

最近ずっと聴こえている

言われている気がしている

前に歩いている乱歩さんの背中が遠く感じる

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