君を救うのは可能ですか？

もう本当に何なんだよｯ

僕はどうすればいいのかわからなくなった

タイムスリップを信じてくれて

協力してもらってるのに

無視をして

最低なことって分かってるけど…

それでも…話したら梨衣くんは…

僕ってなんて弱いんだろう…

佐渡くんはそう言ってある行ってった

その日の帰り道僕達は何も話さなかった

いや…話せなかった

ちょっと無視しただけでしょ？

と、思うかも知れないけど佐渡くんのつらそうな顔を見ちゃったら

ああ…僕達は悪いことしてるんだな、って改めて思う…

なんでこんなことになったんだろうか…

家に帰った途端どっと寂しさが押し寄せた

僕はソファに寝転がってぼーっとしてた

もう…佐渡くんと笑いあえないのかな？

協力することもできないのかな？

そんなことを考えるたびに佐渡くんのつらそうな顔が思い浮かぶ

たかがなんたかされどなんたか

とかいう言葉があった気がするけどまさにそのとおりだと思う

たかが無視されど無視

明日からどーしよ

ピコン

なんかあったのかなぁ？

いじめっ子に何かされたとか！？

僕は不安に思いながらメールアプリを開いた

やっぱり梨衣くんも辛いよね

なんて声をかけよう…

「大丈夫？」とか「気にしないようにしよう」とか？

たしかに！

梨衣くん天才じゃん…

でも…どこについてるんだろう…

制服か…

でも制服だったらいつもは監視？出来ないよね…

なんだかさっきより明るい気持ちになれたな〜

佐渡くんにはまず謝らないとだめだよね

それから理由を…

理由が先か？

まぁ、とりあえずメールするか…

返事くるかなぁ…

僕嫌われて返事してくれないかも…

既読つかないし…

やっぱり嫌われたかなぁ…

5分後

やっぱり嫌われたんだ…

ごめんね

お願いだから返事して…

佐渡くん！！

( ﾟдﾟ)ﾊｯ!

既読ついた！！

返事してくれたぁぁぁ！！

落ち着け…僕

まず、謝ろう

うん

よし！言えた

なんか…そっけない？

気がしちゃうよぉぉぉ！

ま、まぁ…当然だよね？

次は…理由を…

よし…

んんん？ 意味わからん文になってる〜！！

送りなおさないと… 嫌われちゃうよ…

笑ってる？

「w」って笑ってるよね？

良かった

本当に！

※説明は省くよ☆

良かった…

これで一安心だね！

あとは梨衣くんに伝えておこう

僕は安心してそのまま眠ってしまった

このとき僕はまだ知らなかった

梨衣くんを危ない目に合わせるのはいじめっ子だけじゃないって事を

♡　2500〜