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恋ごころ#5

第1話 - 恋ごころ#5

2021年07月01日

#同級生

#学園

#恋愛

chi__chan

2ヶ月後キーンコーンカーンコーン

陽菜

テスト終わったー！！

ゆら

長かったねー

陽菜

今回はちょー頑張ったから達成感半端ない！！

ゆら

一樹くんにしごかれてたもんね笑

陽菜

そうなのよ、あいつ。ほんと鬼

一樹

誰が鬼だって？

ゆら

一樹くんおつかれ

一樹

おつかれ

陽菜

鬼、、鬼助かったって言ってたの

一樹

苦しすぎるだろ

ゆら

本当2人とも面白い。じゃあ私先に帰るね

陽菜

ちょーーっと待った！

ゆら

え？

湊

(帰ろうとする)

陽菜

一ノ瀬も待ったー！！

湊

え？俺？

陽菜

2人に話があるの

ゆら

話？

陽菜

せっかくテストも終わったし、みんなで遊びに行かない？

ゆら

4人で？

陽菜

そう！

一樹

テストお疲れ様会ってことで

陽菜

どう？

ゆら

別にいいけど

湊

楽しそうだね

陽菜

じゃあ決まり！！

週末

ゆら

(待ってる)

湊

ゆらちゃん

ゆら

一ノ瀬くん、おはよう

湊

、、

ゆら

ん？どうしたの？

湊

なんかいつもと雰囲気違うなーって

ゆら

いつもは制服だからね

湊

、、

陽菜

ゆらー！

ゆら

陽菜！一樹くんもおはよう

一樹

おす

陽菜

じゃあ行こっか！

遊園地

陽菜

やばーい！テンション上がるー！！

一樹

子供か

ゆら

遊園地なんて久々！いつぶりだろう

陽菜

ゆら！ジェットコースター乗りに行こう！(手を引く)

ゆら

うん！

一樹

2人ともはしゃいでんなー

湊

だな。(ゆらを見てる)

一樹

、、椎木も元気そうで良かったな。陽菜から聞いてたから心配してたけど

湊

だといいけど(行く)

一樹

え？

1時間後

陽菜

疲れたー！！

一樹

お前はしゃぎすぎ

陽菜

だっていっぱい乗りたいじゃん！せっかくだし！

ゆら

まだまだ時間はあるんだから

陽菜

ゆら、アイス買いに行こう(手を引く)

ゆら

わかったから

湊

(ゆらを見てる)

一樹

いちさぁ、ほんとに椎木のこと好きなんだな

湊

え？

一樹

バレバレだよ。椎木のことずっと見てる

湊

そんなタイプじゃないのに。何してんだろ、俺

一樹

え？

湊

どうせ好きなんてその時だけ。時間が経てばまた違う好きが生まれる。だから適当にやってきた。すぐにまた戻れると思ってた。けど、気づいたらまだ追ってる

一樹

それを好きって言うんじゃないか？

湊

、、本気になって裏切られるのは嫌だからさー

一樹

、、何があったのかは知らないけど、このまま逃げていいのか？

湊

、、

一樹

お前が本気なら、ちゃんと相手にも届くと思うけど

湊

、、

一樹

お前もそんなこと思うんだな

湊

え？

一樹

お前モテモテだし人気者だから、女には困ってないと思ってた

湊

そうだって自分でも思ってたけど、違ったみたいだな

一樹

椎木は違うと思うぞ。他の女とは。近くにいたらわかる

湊

、、

陽菜

お待たせー！

ゆら

？どうかした？

湊

、いや、何も

ゆら

？

陽菜

これ食べたら行きたいとこあるんだけど

ゆら

行きたいところ？

お化け屋敷

ゆら

絶対いや！

陽菜

ここは絶対きたかったの！リニューアルしたってずっとテレビで言ってたから。お願い！

ゆら

、、わかったよ

陽菜

ありがと♪、、じゃあ私たち先行くから、後でねー！

ゆら

え？！別なの？！ちょっと！

湊

行っちゃったな

ゆら

話が違う

湊

どうする？

ゆら

、、

湊

やめる？

ゆら

、、行く

湊

ゆらちゃんってこうゆうの苦手な感じ？

ゆら

そんなことないもん！

数分後

湊

へー、めっちゃ暗

ゆら

💦

お化けが出てくる:わー！

ゆら

きゃ！！(湊に抱きつく)

湊

！、、

ゆら

、！あ、ごめん

湊

大丈夫。ゆらちゃんってビビリなんだね

ゆら

こうゆうの、本当は苦手で、、

湊

言ってくれれば良かったのに

ゆら

陽菜、楽しみにしてたから、

湊

、友達思いだね

ゆら

、、

湊

あと少しだし急ごうか

ゆら

、、(袖を掴む)

湊

！

ゆら

持ってても、いいかな

湊

、いいよ

外

ゆら

あれ？2人ともどこだろう

LINE 陽菜:ちょっと2人でその辺フラついてくるから待ってて

湊

なんだって？

ゆら

2人でその辺見てくるから待っててって

湊

自由だなぁ

ゆら

、、さっきはありがとう

湊

え？あぁ、面白かったから良かったよ

ゆら

面白がらないでよ、ほんとに怖かったんだから

湊

ごめんごめん

女性

ねぇねぇ、次あれ乗りたい！

男性

わかったよ、行こう

ゆら

(見てる)、、

湊

、、思い出しちゃった？

ゆら

え？

湊

、いっしーとのこと

ゆら

いや、、うん、、

湊

、、

ゆら

たまに思い出しちゃうの。学校でも会うし、、けど、未練があるわけじゃないから

湊

いんじゃない？あっても

ゆら

もし、先生と生徒じゃなかったら、あんな風に手を繋いでデートが出来たのかな

湊

、、

ゆら

ずっとね、こうゆう付き合いでもいいって言ってきたんだけど、本当は自分に言い聞かせてただけなのかも。堂々とデートがしたい、手を繋ぎたい、誰かに紹介したい、こうやってダブルデートがしたい、そう思ってたのかも

湊

そう思うのは自然なんじゃない？付き合ってるんだから

ゆら

もっと素直でいれば良かった

湊

、、

ゆら

なーんてね、もう過ぎたことだから。一ノ瀬くんには感謝してるの

湊

え？

ゆら

一ノ瀬くんがいなかったら、誰にもこの想いを打ち明けることはなかったし、もっと前に爆発してたと思うし。もしかしたら、、学校にバレてたかもしれない。一ノ瀬くんが私の話を聞いてくれて、そばにいてくれたおかげ。本当にありがとう

湊

、、ゆらちゃん

ゆら

ん？

湊

俺が本気で好きになったら振り向いてくれるかな

ゆら

え？、、一ノ瀬くんが本気なら相手の子もきっとちゃんと考えてくれると思うよ。ていうか、一ノ瀬くんにもそんな人いたん

湊

好きだよ

ゆら

え？

湊

俺、ゆらちゃんが好きだよ

ゆら

！、、何言ってんの一ノ瀬くん、疲れちゃった？

湊

本気だよ

ゆら

！、、もう、冗談きついなぁ。仮に私と付き合ったって一ノ瀬くんとは釣り合わないよ。いつも周りにいる人みたいに私、ギャルっぽくないし、そんな面白い人間でもないし、可愛くないし、、この前まで先生と付き合ってたんだよ

湊

関係ないと思うけど

ゆら

一ノ瀬くんにはもっと釣り合う人がいると思う

湊

ゆらちゃん

ゆら

ごめん！私用事思い出したから帰る(行く)

湊

、、

陽菜

とうとう言ったか

湊

あ

一樹

盗み聞きしてたわけじゃないから、たまたま戻ってきたらこうゆう状況で

陽菜

そうだと思ってた。あんたはゆらが好きなんじゃないかって

湊

バレバレか

陽菜

最初は、あんたのことだから面白がってからかってるのかなって思ったけど、ゆらを見る目が違ったから。本気なんだなって

湊

でもフラれたよ。釣り合わないってさ

陽菜

諦めるんだ、そうやって

湊

え

陽菜

なーんだ、ゆらへの想いはそんなもんだったんだ。応援しようと思ったのに損した

湊

本気だけど

一樹

いち

湊

俺が本気出したらどうなるか、見せてあげるよ

陽菜

楽しみね

翌日

ゆら

はぁ、、

陽菜

おっはよー！昨日は楽しかったね

ゆら

陽菜、昨日は勝手に帰ってごめん

陽菜

いいのいいの、あいつが失礼なことでもしたんでしょ

ゆら

そうゆうわけじゃ、ないんだけど、、

陽菜

、、ねぇゆら

女子1

え？！うそ？！

男子1

マジかよ！

陽菜

なんか騒がしいね

ゆら

？

一樹

陽菜！

陽菜

どしたの一樹

一樹

やっちまった！

陽菜

え？

ゆら

？

湊

(入ってくる)

ゆら

！

陽菜

マジか

湊

おはよう、ゆらちゃん

ゆら

お、おはよう

女子1

湊、髪真っ黒じゃん！ピアスまで外して

女子2

別人すぎてびっくり！

湊

俺は本気だってところ見せようかなって

ゆら

！

女子2

え？なにそれ？

女子1

ウケる！

陽菜

やるじゃん、あいつ

一樹

だな

ゆら

！

ガラガラ

石崎

みんな席つけー、、って一ノ瀬どうした？！髪が真っ黒だぞ？！

男子1

先生ー！それ規則っすから！

石崎

あ、そうだったな。感覚が麻痺してて

湊

イメチェンです

石崎

まぁ、よかった。じゃあ授業始めるぞー

ゆら

、、

石崎

、、

昼休み　中庭

ゆら

(ベンチに座ってる)

石崎

何ぼーっとしてるんだ

ゆら

先生

石崎

立花は？

ゆら

一樹くんのところに行ってて

石崎

ここいいか？

ゆら

どうぞ

石崎

、、一ノ瀬があぁなったのは、椎木のせいか？

ゆら

え？

石崎

いや、なんとなく。椎木が下を向くときは何か悩んでる時だから

ゆら

お見通しなんですね

石崎

よく見てたからな

ゆら

、、実は昨日、一ノ瀬くんに好きだって言われて

石崎

、、そっか。やっと言ったか

ゆら

やっと？先生知ってたんですか？

石崎

前に宣戦布告みたいなこと受けたから

ゆら

そうだったんですか、、

石崎

で、返事はなんて？

ゆら

冗談はやめてって。私と一ノ瀬くんは釣り合わないって言いました

石崎

だからあんな風になったのか

ゆら

まさかあんな風に変わると思わなくて

石崎

それだけ椎木に本気ってことじゃないのか？

ゆら

、、一ノ瀬くんには感謝してます。いつもそばにいてくれて。けど、、

石崎

俺とのことが邪魔してるのか？

ゆら

、、そうゆうわけじゃ。ただ、今は恋愛とかそうゆうのは考えられないって言うか

石崎

椎木には幸せになって欲しい、俺は心の底からそう思ってる

ゆら

、、

石崎

でも、今じゃないって言うのなら無理に答えを出す必要は無いと思う。恋愛は無理してするものじゃないから

ゆら

でも、答えが出なかったら？

石崎

その時は、、その時だ

ゆら

え？

石崎

俺にもわからない。実際わからなかったから

ゆら

先生

石崎

答えを出さなきゃいけない時が必ずくるから。その時思ったことを伝えればいい。恋愛に正解はないから

ゆら

、、(笑う)

石崎

なんだよ

ゆら

なんか、先生が恋愛について語ってるのが面白くて

石崎

人が真剣に話してるのに

ゆら

😊

湊

(通りかかる)！

ゆら

先生おかしすぎ

石崎

笑うな

ゆら

😊

石崎

😊

湊

、、(行く)

ゆら

そういえば、高橋先生との噂、聞かなくなりましたね

石崎

あぁ。高橋先生があれはただ教材を見に行っただけで仕事だったってみんなに言ってくれてるからな

ゆら

そうだったんだ

石崎

先生には感謝してるよ。あの時助けてくれなかったら、、きっとここには居なかったと思う

ゆら

私も感謝してます。あの時は先生しか見えてなかったから

石崎

お互い周りに感謝だな

ゆら

はい

石崎

じゃあそろそろ行こうかな

ゆら

先生

石崎

ん？

ゆら

ありがとう。普通に接してくれて

石崎

当たり前だろ？お前は俺の生徒なんだから

ゆら

😊

石崎

😊

昼休み　廊下

湊

(外を見てる)

ドン！

湊

いたっ

陽菜

本当だったんだ

湊

え？

陽菜

ゆらへの気持ち

湊

本気だって言ったじゃん

陽菜

ゆら、びっくりしてた。あんたの姿

湊

だろうね

陽菜

ゆら、先生と別れたばっかりだから、しばらく恋愛は、、って思ってるんだと思う

湊

、、ほんとは忘れられてないんじゃないかなぁって思う

陽菜

どうして？

湊

さっきも2人で話してたし

陽菜

そりゃあ先生と生徒なんだから話すでしょ

湊

そうゆう雰囲気じゃなく見えたんだよねー

陽菜

あんたらしくないね、恋愛でそんなに悩んでるなんて

湊

俺の何を知ってんだよー

陽菜

、、一ノ瀬がそうなったのは中学の時のあれが原因？

湊

、、なんのこと？

陽菜

知ってるんだから。矢山亜美のこと

湊

、、誰だっけ？

陽菜

一ノ瀬に寄ってきた女

湊

よく知ってるなぁ

陽菜

それが原因だとしたら、ゆらは違うよ？ゆらは裏切ったりしない

湊

、わかってるけどさ、、本気になりすぎると元に戻るの大変だから

陽菜

戻んなくていいんじゃない？そのままで。きっとゆらだってわかってくれる

湊

なんでそんなに

陽菜

あんたの本気がわかったから

湊

そうゆうことね

他クラス女子1

湊ー！

他クラス女子2

ほんとに黒くなってるー！

他クラス女子1

でも黒髪も似合う！イケメンじゃん！

ゆら

(来る)、、

陽菜

あ、ゆら

湊

、！

ゆら

、、(行く)

陽菜

ゆらー(行く)

湊

、、

ゆら

(座ってる)

陽菜

ゆら、どこ行ってたの？探したよ

ゆら

中庭に居たら先生が来て、ちょっと話してた

陽菜

、そっか。なんか怒ってる？

ゆら

別に怒ってないよ

陽菜

、、そんなに不機嫌そうなのは、一ノ瀬のせい？女子が群がってたから？

ゆら

そんなんじゃないよ。だって一ノ瀬くんはいつもあんなんだし。いつもの光景じゃん

陽菜

、、告られたんでしょ？一ノ瀬に

ゆら

なんでそれ

陽菜

ごめん、盗み聞きしてたわけじゃないんだけど、たまたま聞いちゃって

ゆら

、、

陽菜

ちゃんと考えてあげてよ。たしかに見た目はチャラチャラしてたけど、いい奴だって近くにいたゆらならわかるでしょ？それに本気も見せてきたし

ゆら

だからだよ

陽菜

え？

ゆら

怖いの、恋愛するのが。私今まで、周りにバレないように、隠れながらの恋愛しかしたことないから、普通の付き合いとかわからないし、一ノ瀬くん優しいから、傷つけてしまうのが怖いの

陽菜

ゆら、、

ゆら

一ノ瀬くんが私を好いてくれてるのはわかってる。だけど、、しばらく1人でいたいの

陽菜

、、

湊

(戻ってくる)

ゆら

、、

陽菜

、、

1週間後　HR

石崎

今配った資料にもあるように、再来週鎌倉に行くことになった。午前中は資料館で見学、その後は自由行動になる。自由行動って言っても動ける範囲は決まってるから、事前に行きたいところを決めておくように

ゆら

、、

湊

(ゆらを見てる)

石崎

、、

昼休み

湊

、、

石崎

その髪色、なかなか似合ってるな。初めからその方が良かったのに

湊

変われば何か動き出すかなぁって思ったけど

石崎

、告ったんだって？

湊

え？、、ゆらちゃんか

石崎

とうとうって感じだな

湊

いまさら嫉妬しても遅いっすよ

石崎

生徒なんかに嫉妬しないよ

湊

前はバリバリ嫉妬してたくせに

石崎

今は、、ただの教師と生徒だからな

湊

、、あれからずっと避けてるみたいで。やっぱり俺は恋愛向いてない

石崎

そんなことないと思う

湊

え？

石崎

前、、何ヶ月か前、椎木、お前の話ばっかりしてた

湊

、、

石崎

会う度にお前の名前が出てきて。、、正直嫉妬した

湊

、、

石崎

今は色々自分の中で整理してるだけだと思う。俺とのこともあったから、、一ノ瀬

湊

ん？

石崎

あいつを頼むな。平気な顔してるけど、本当はすごく寂しがり屋だし、甘えたくて仕方ない性格だから

湊

言われなくてもわかってますよ。元カレさん

石崎

ならよかった。お前なら大丈夫だな。じゃあな

湊

、、本当に

石崎

ん？

湊

本当にもらいますよ？

石崎

、、俺はもう関係ないから。守ってやってくれ(行く)

湊

、、

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chi__chan

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