現在夜中の11時電気が消灯されたが司は起きている。眠れないのだ
司
(病室に一人って暇だ)

司
咲希もこんな気分だったのか…?

司
(…咲希は星を見ると元気が出たらしいじゃないか)

シャっ(カーテン開ける音)
そこには満面の星空が広がっている
司
…っ!!頭が…痛い…なんだ…!?

司
(な、なぜ昼間の3人の顔が出てくるんだ!?オレ、どうしたんだ…あったこともない奴らなはずなのに…懐かしく感じるぞ…!?)

司
みんなを笑顔にする…オレは…だめだ。思い出せん

看護師さん
天馬さん?寝てください。お兄さんがこうだから妹さんが夜寝ないんだから…(ブツブツ)

咲希
お兄ちゃん、大丈夫かな…寂しくないかな?えむちゃん達のこと思い出せたかな…?

咲希
明日本持ってってあげよ♪日曜日だし

咲希
早く寝ないとお母さんに怒られちゃう

司
咲希、来たのか

咲希
お兄ちゃん、おはよう!本、おうちにあったやつ適当に持ってきたよ

司
おぉ、それはありがたい。

咲希
あれ、台本も混ざっちゃってる

司
台本?オレが書いたやつか?でもオレ書いたやつ、だいたい机の上に置いておくはずなんだが…

咲希
(台本を読めば、ちょっとは思い出すかな?)

司
咲希、その持ってる本くれ

咲希
あ、うん。

咲希
台本…だけどいい?

司
暇だからなんでも読むぞ

司
なんだこれ、名前が書いてある。あ、このページ落書きがある。

司
ん?これどっかのユニットのか?

咲希
うん。ワンダーランズ×ショウタイムって言うとこのだよ

司
ワンダーランズ、ショウ…タイム?

司
なぜそのユニットのをオレが?

咲希
(ここで話をするっきゃない!!)

咲希
お兄ちゃんはそこのユニットの座長だったんだよ!

咲希
お兄ちゃんいつも言ってたじゃない!!

咲希
「えむは、誰も見ないところで頑張っている。まさに魔法使いのキャストだ」って

咲希
「寧々は、とても綺麗な歌声でやはりワンダショの歌姫だ。でもトラウマを背負った怪物だったりもする」って

咲希
「類は、奇想天外なパフォーマンスで人を惹きつけられるのオレはその演出に12000%答えたい。欲にまみれたアルケミストだがな」って

咲希
お兄ちゃん?

司
何か思い出せそうだ

司
んー?えむ…?やはり誰だか

咲希
お兄ちゃん!?

咲希
どうしよう…

類
お邪魔するよ

えむ
司くーん体調はどう?

寧々
見るからに天馬さんとイチャイチャしてたみたいだけど。

司
昨日のッ!?えーっと鳳

えむ
えむだよ〜

司
えむ…最近まで連呼して呼んでいたような

寧々
まだ思い出せてない感じ?

咲希
はい…ワンダショのことは話してみたんですだけどだめでした

類
司くん、これを見て欲しい

司
これは…オレと、お前ら…

えむ
どうしよう…みんなの笑顔、なくなっちゃった…

司
えむ、観覧車に乗るぞ

えむ
将校さん!!私なら、絶対に飛び越えてみせる!!!!

司
人見知り!?ステージに立てない!?ふざけるな!!

寧々
ごめん、なさっ…

司
もういい

寧々
…雪?_________♪

類
もう僕は、このステージには戻らない。それと君はスターになんかなれない

司
これがオレの、本当の想いだ!!

類
これ以上、俺達の仲間を侮辱するのはやめていただきたい。

司
わ、わんだほーい…///

司
なにか、思い出せ…そう

えむ
司くん!この紫エイは?

司
る…

咲希
る!?

咲希
あと一文字だよ!!

えむ
頑張れーーーー

寧々
ん…?

司
だめだ…思い出せん

司は数週間悩み続けた。
しかし、ワンダショのことは思い出せないまま、退院した。