その日の放課後
実咲
行く所あって
優奈
多分案内に時間掛かるだろうし…
優奈
大樹
じゃあまた明日な
実咲
2人の背中を見送ると 教室は碧山くんと 私の2人きりになった。
優奈
嶺斗
相変わらず無愛想 でも着いて来てくれるから 大丈夫だよね
優奈
優奈
1階から4階まで隈無く 教室を教えて行った。
そして少し重いドアを開いた。
優奈
優奈
かなり珍しいみたいなんだけど
碧山くんの学校はどうだったの?
嶺斗
優奈
優奈
あんまり人が来ないから
考え事する時には丁度良いの
嶺斗
お前に悩みなんてあるんだ
優奈
嶺斗
優奈
屋上から正門の所を見ると 大樹と実咲らしき人がいた。
優奈
私と会う前から仲良いから…
嶺斗
優奈
嶺斗
お前の彼氏じゃねぇの?
優奈
嶺斗
バレバレだろ
てかお前らうるさい
優奈
でも実咲も大樹も元々仲良いから
別にあんまり気にしてないんだ
嶺斗
優奈
嶺斗
優奈
音楽聴いてるでしょ?
嶺斗
1人で居るのが好きなだけ
優奈
他愛のない会話をしていると 下校のチャイムが鳴った。
優奈
嶺斗
優奈
嶺斗
優奈
優奈
嶺斗
家までの帰路は会話なし。 だけど不思議と気まずさは 感じなかった。
優奈
嶺斗
優奈
私も部活入ってないよ
嶺斗
優奈
そうこう話しているうちに 家に着いてしまった。
優奈
嶺斗
優奈
嶺斗
優奈
確かに人が引っ越してくるとは 聞いたけどまさか 碧山くんのお家だったとは…!
嶺斗
俺早く帰んないと
優奈
嶺斗
驚いたこともあるけど 学級委員同士 少し進展出来て良かったかも…。