あ、また怪我しちゃった。
顔にも体にも…あ〜、何回目だろ。
…
いてて…っ!
…?
これ、痣?
……
だめだめ、気にしちゃメっ…。
よし。
外、出なくちゃだな。
……
!
目に映ったのは…
…
ん…あっ。
おはよう、――くん。
ぁ…おはようございます!
チユさん。
チユさんだった。
チユ
ふふ。
チユ
…あ〜!また怪我してる!
あ、これは…。
チユ
昨日も手当してあげたのに…また怪我しちゃったの…?
あはは、ごめんなさい…。
チユ
も〜…まぁ、また手当してあげるけどね。
チユ
ほら、こっち来て。
ぁ、はい!
チユ
…ん、痣できてるけど……
…これは…
チユ
……
チユ
深くは触れないけど、私、年上なんだからなんでも言ってね?相談乗るから。
あぁ、ありがとうございます。
…なんか、いつもすみません。
チユ
ん!いいのっ!
……。
優しい。
チユ
ねえ、――くん。
…?はい?
チユ
――くんって、好きなタイプとかある?
…それは、言えないです。
チユ
ふーん…あ、私はね〜?
チユ
大人の雰囲気を持っている人が好きかな。
大人の雰囲気…?
チユ
うん♪
チユ
ロマンチックな男性って、なんだかときめいちゃうの。
ほう…。
チユ
なんだろう…心を盗まれたかのようでさ。
チユ
まあ、結構理想高いかもだけどね…。
へぇ…。
ロマンチックな人…。
…あの、チユさん。
チユ
ん?どうしたの、――くん。
…
俺は、どんな感じ…ですか?
チユ
…え?
…あ。
…す、すみません!聞かなかったことに…!
チユ
う〜ん…そうだなぁ、
チユ
子供っぽくて可愛い!…かな。
…え。
チユ
あとあと〜、よく照れたりもするし〜…
…あちょ…っ!!
チユ
ふふ。
……。
どこか、目を追っていた人。
優しくて、思いやりがあって、
なんだか暖かい心の持ち主で…。
でも、何故か、その笑顔は本物に見えなくて…。
……っ。
なんでだろう。
チユ
よし、包帯巻いたよ。
チユ
絆創膏も貼ろうね。
闇が視える。
「――さん」
泉侑李
あっ。
古川ゆう
…話、聞いてました…?
泉侑李
ああ〜!…ごめんね、ゆーくん。
古川ゆう
…別に、いいですけど…。
古川ゆう
えと、大丈夫ですか…?
古川ゆう
すごく、ぼーっとしてましたけど…。
泉侑李
えっそうなの?
古川ゆう
あ、はっはい…。
泉侑李
そっか…ごめんね〜俺よくあるのよ。
古川ゆう
…僕的には、初めて見ましたけど。
泉侑李
まあ、そうだよねぇ…君には見せたことないもん。
古川ゆう
そう、ですか…。
泉侑李
うん〜。
古川ゆう
…何か、考えてたんですか?
泉侑李
ん〜、ちょっとね。
古川ゆう
へ、へぇ…。






