能力は【破壊】のようで。

皆さんこんばんは

生徒会室を出てしばらくたった時に、

Aクラスのイケてるぅ↑軍団の女子たちに絡まれ、夜の学校にいる嘉月ちゃんです☆

幽霊が出るって……、んな事あったら失神しちゃうぞ☆

なぁーにが「最近夜に幽霊出るみたいだから解決してぇ♥︎」だよ…

♡が黒かったんだぞ！？

私だって怖いんだk……(ｶﾞﾀｯ…

おっと失礼…、変な声出しちゃいましたね…

いや、だってね！？ バケツが勝手に転がってきたんだよ！？！？

普通あんな反応になんない…！？←

なんだなんだ…！？

ポルターガイストか…！？！？

そうつぶやいて、その場に座り込む

真っ暗なのは嫌いだ…

光のない誰もいない闇の世界なんて大嫌いだ…

ｰ『お前自身の力で破滅に導いたんだろ？』ｰ

ふと、一ノ瀬先輩が言った言葉を思い出す

＿＿＿＿＿＿やめろｯ！榛華ｯｯ…！！！

＿＿＿＿＿＿ねぇ…、なんでそんな顔するの……？

＿＿＿＿＿＿私はあなたを娘と思ったことなんて…

嗚呼……どうして闇は私に取り憑くの…

頭上から声が聞こえた…

びっくりして顔を上げると、そこには空五倍子色の髪をした男の人…

その男の人は、光の入っていない灰色の瞳で私を見た

ものすごく整っている顔は、まさに真のイケメン…

そんなことを呑気に考えている私に、

イケメンくんは顔を近づけた

イケメンくんは私の首元に顔を近づけ、スンスンと匂いを嗅ぐ

な、なんだなんだ…！？

私が困惑していると、イケメンくんは顔を離し、

眉を寄せて、私に言った

訳の分からない発言に、首を傾げる

するとイケメンくんは、はぁ…とため息をついたあと、

灰色の瞳で私を捉えた、

イケメンくんはそう言いながら、

私の手を掴み、口元に引き寄せる

そして、艶っぽい笑みで、

遅すぎる危険を察知したあと、

私は掴まれている手を振り払おうとするが、力が強くてできない

抵抗している間に、私はイケメンくんの腕の中…

イケメンくんは私の髪をそっと退けたあと、私の首筋に噛み付いた

噛み付かれた瞬間、

体中の力が持っていかれる感覚が私を襲う

確かこんなことをできる属性は……

【闇】

相手に悪夢を見させたり、暗闇の中で威力があがったりと色々厄介…

私の大嫌いな属性…

そんなことを考えている間にも、魔力はどんどんとられていく

生憎、私は魔力や体力の量が少ない…

私は目眩がしてイケメンくんにもたれかかるように倒れ込んだ。

魔力はなくなりすぎると貧血みたいなのを起こしてしまう

今、まさにそうだ。

イケメンくんはびっくりしたのか、ゆっくりと私の首から口を離した

匂い…？

イケメンくんは、私を支えたまま何かを考えている様子…

クソ……、離れたいけど体が全然動かない…

こいつ……何を見た…！？

闇属性は相手の魔力を吸い取ると、

その人の魔法の属性や使える能力、

そして相手の一番辛い過去を一部見ることができる…

それできっと私の【過去】を一部見たんだ…

クソｯ……探られた…っ！

仕方がない……

まだ研究段階の能力を発動した

否、発動しようとした…

そう言って、自分の掌を広げる

【特殊魔法】は魔力をあまり消費せずに発動できる魔法でもある…

なのに発動しないとなると…

私がそう言うと、イケメンくんは少し目を見開いて、

怪しく口角を上げ、

私の耳元でそう言った

……To be continued

♡450いったらつづきだします。