主
私は昔から家族を見たことがない
記憶の最初はここで過ごしている
ずっと動物たちとしか会ったことがない
あるとしても実験所の人だけ
私にとっての家族は被検体たちだけ
でもある日にこんなことを聞いた
それは実験所の人が私の親だってこと
これを教えてくれたのは私の親
私が貴方の親なんだよ
そう言われた
その時本当にびっくりした
でもずっとそばで見守ってもらえた
そう考えたら嬉しかった
でもその考えは甘かった
その日を境に親を名乗る人は私に当たるようになった
酷い時には練習させてと言って刺青を入れたこともある
でもこれより酷い事件はここからだった
その人以外にも自分が親と言う人が大勢出て来てその度に私を好き勝手する
でも結果その人たちは誰も私の親じゃなかった
じゃあ今まで私が我慢して耐えて来たのは何だったの?
何のためにみんなに従って来たの?
いくら考えても答えは出なかった
でも私はこの後から人を信じれなくなった
人はみんな私に嘘をつく
それなら信じない方がマシだ
ラトさんも例外ではない
ラトさんも信用出来ない
ラトさんも私を利用するだけかもしれないから
もしラトさんのおかげで外に出れたとしてもこの考えががることはないだろう
ラト
ソラ
ラト
ラト
ソラ
ソラ
ソラ
ソラ
ラト
ラト
ラト
ソラ
ソラ
ラト
ラト
ソラ
ラト
ラト
ソラ
ソラ
ラト
ソラ
ラト
ソラ
ソラ
コメント
2件
続きが楽しみです!頑張ってください!(*'▽'*)