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莉々菜

助けてって聞こえたんです!

莉々菜

帰ってこれなくなる行きたくないって...

葵透

どういうことだ?

莉々菜

わかりません...

莉々菜

ただっ、春の心の声が聞こえたんです

莉々菜は今にも泣きそうだった

イロハ

莉々菜はね、心の声が聞こえるの

葵透

心の、声

紫暖

私の能力、過程を見る能力で見たから間違いないよ

沈黙が流れる

葵透

今は帰ってくることを祈ろう

莉々菜

はい

紫暖

きっと無事だよ

イロハ

莉々菜ダイジョブ、春強い!問題ない!

莉々菜

そうだね、きっとそうですよね

紫暖

そうだ、私そろそろ薬飲まないと

莉々菜

薬?

莉々菜は不思議そうに聞いた

紫暖

えぇ、正規品と違って失敗作の実験体は薬を飲まないと死んでしまったり、正気を失ったりするらしいよ

莉々菜

えぇ!?知りませんでした...

紫暖

まぁ私たち実験体は詳しいことわからないからね

莉々菜

でも紫暖さん失敗作に見えない...

そう紫暖は特に異常な点がないのだ

紫暖

失敗作は、能力が不完全だったり、からだの一部に異常があったりする場合だね

紫暖

私の本来の能力は過去を覗き干渉ができる能力なんだ

紫暖

でも大分劣っちゃって、そうなるまでの過程じゃなきゃ見れないの干渉もできないし

莉々菜

そうなんですね...

紫暖

まぁでも大分便利だから‼

紫暖

気に入ってるんだ

イロハ

イロハ喉乾いた!水飲んでくる!

葵透

俺、部屋で寝てくる~

そして各自部屋へと戻った

莉々菜

以外と綺麗だ...

莉々菜は気分が最悪だった

莉々菜

どういうことなのよ

莉々菜

失敗作のなれはての研究ってっ

莉々菜

わからないことだらけじゃない...

莉々菜は堪えきれなくなっていた涙をポロポロと流した

莉々菜

戻ってくるかなぁ

莉々菜

もう、寝よう

莉々菜は不安を紛らすために眠りについた

ただいま

葵透

葵透

なんだ奏か

なんだは酷くないかい?

葵透

実はな

葵透はこれまでのことを話した

そっか、春くんが言っていたのはその事だったのか

葵透

移動中にね

なぁっ、せんぱい...

どうしたんだい、春くん

俺が、おれが戻ってこなかったら

戻ってこなかったら俺は死んでるって言うことになります

骨は拾ってくださいね

!

まぁきっとそんなことはないと思うけど

任せてよ

たのもしいです

そう言うと悲しそうに春は笑った

ってことがあったんだ

葵透

そう、ですか...

葵透

奏さん、他のみんなは部屋に戻ってます俺もそろそろ戻るんで

うん、わかった

それから数日経ったある日

研究員

これより牢の移動を行う

研究員

呼ばれた番号は出てこい

莉々菜

(何で急に...)

いつもは牢屋を移動するときは告知が入る しかし今回、何故急遽牢屋の移動があるのか莉々菜は不思議だった

研究員

成功個体番号、2、13、37

葵透

はい

イロハ

はーい

莉々菜

(あっ私もだ)

莉々菜

はい

元気でね

紫暖

気をつけて

葵透たちは長い間一緒にいた奏や紫暖と別れた

紫暖

いっちゃいましたね

うん

何か寂しいね

その瞬間扉が開いた

研究員

これよりアンデットの実験を始める

紫暖

アンデット?てかここは私たちの

そういうことかっ

やられた、今日の牢屋移動は偶然じゃないっ!

紫暖

どういうこと?

多分、成功個体の人が移されたんだ

(まて?なら何で僕は移動していないんだ)

研究員

気づいてようがどうでもいい

研究員

それではプログラムを遂行する

そう言うと研究員は牢屋から出て、代わりにナニかを投げ入れた

紫暖

なに?あの化け物っ!

アンデットってやつだろうね...

目玉が片方垂れ落ち、下半身がドロドロと崩れ落ちている化け物がこちらを覗いている

アンデット

あ、あぁあ"あ

キラン

ミシッミシッ

何かが光ったと同時に急に体が重くなり奏の体は地面に食い込んだ

紫暖

奏さん‼

重力、そうさかっ...

紫暖さん動ける?

紫暖

私は動けます!

(術がかかっていないのか)

(これぐらいの重力なら動ける)

(それなら!)

ちょっとそいつ取り押さえれる?

アンデット

うぁああ"ああ

紫暖

でも攻撃されたら

大丈夫、そいつは紫暖さんを攻撃しない

紫暖

一瞬だけなら

大丈夫一瞬でいい

せーので頼む

紫暖

はい

いくぞ、せーのっ

紫暖は走りアンデットを後ろから取り押さえた

その瞬間、不本意に紫暖の能力が発動した

紫暖

紫暖

おえっ

何を見たのか紫暖は顔を真っ青にし、胃液を吐いていた

紫暖さん!?大丈夫...

アンデット

アァア"アア"

取り押さえた手が外れたことによりアンデットが動き出してしまった

しまっ

ザシュッ

アンデットの爪が奏の腕に傷をつけた

アンデット

ウゥウウ"ウウ"

やられっぱなしでたまるか!

そして奏はアンデットに向かって避雷針を投げ

[shot]!

ドゴーン

雷を落とした

アンデット

あっあぁあ

雷にあたり、麻痺しているのかアンデットは倒れて呻き声をあげている

大丈夫紫暖さん‼

紫暖

はぁ、はぁ

奏は急いで紫暖のもとへ駆け寄った

(過呼吸になっている!)

紫暖さん大丈夫、落ち着いて深呼吸をするんだ

紫暖

ふぅ、はぁあああ

何を見たの?

紫暖

アレはあの化け物はっ

言いかけた時、アンデットが起き上がった

アンデット

ア"ア"ア"アアァア"アア"

しぶといな

[sh...]

紫暖

待って‼攻撃しないで‼

えっ

紫暖は奏の攻撃する手を止めさせた

紫暖

アレは、

紫暖

ううん、一旦捕まえよう

何か考えがあるんだろう、いいよ

紫暖

ありがとうございます

アンデット

ァアア?

よし

[freez]

あたり一面の温度が一気に下がり、雨が降った

アンデット

あぁああ

水に濡れていたアンデットは凍ってしまい、身動きがとれていなかった

で?何を見たの

紫暖

あの化け物ができるまでの過程を見ました

紫暖

あれは元々は

春くんです

は?ははっ笑えないってなんの冗談を紫暖さん

奏はそれを信じなかった、信じたくなかった

(だって春は)

もっと明るい子だった 目はついてる、体も崩れていない 誰よりも僕のことを尊敬してくれていた 何より

春くんはあんな笑い方じゃない

紫暖

はいっ...

紫暖は涙を流した

本当に春くんなのか?

紫暖

はいっ...

そっか

じゃあ僕がやらなきゃ

紫暖

そんなっでもっ

頼まれてんだ、骨、拾ってくれって

[shot]

紫暖

奏は雷を当て、紫暖を気絶させた

ごめんよ

そう言うと奏は春だったものの方へ歩きだす

春くん、ごめんね

アンデット

アァアアア

雷、当てちゃって

骨は拾ってあげられない

アンデット

あ、ア"ァアアアあ"

一人で行くのは嫌だろう?

二人で行こうぜ

[shot]

そうして奏はアンデットを名一杯抱き締めて 自分に向かって、今までで一番大きな雷を落とした

牢屋の中は光に包み込まれ、アンデットはボロボロと崩れ落ちる

あぁ、真っ暗だ

身体中が痛い

研究員の声が聞こえる

実験 目 アンデット化後、アンデッ  前の記憶は とされる 詳細 アンデット化した失敗作が  係を  いていたであろう を って  。とても仲がよかったので恐らくアンデット化する の  はない、もしくは正 を失っ いる

あぁ、僕は、僕たちは

利用されたのか...

絆を、友情を

あぁクソッ!

悔しいなぁ

ははっそうですねぇ~

てか先輩の怒ってるところ初めて見たかも

春くん...

あと雷まじで痛かったかったんですから

はは

知らなかったんだから許してくれよ

許しません~絶対、ぜーったい許しませんからねーだ!

そこをなんとか!

言い訳次第で考えてあげましょう

あっ!あと紫暖に伝えて欲しいことがあるんです

大丈夫?僕死んでそうなんだけど

まぁそこは何とかしてもらって‼

えぇ~

アンデット化をすることにより

わかった、何とかやってみるよ

じゃあ俺先に行ってきますね!

まったく

(お前はその笑顔の方が似合ってるよ)

次回へ続く

あの一等星を追いかけて

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