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みさき
高校2年の夏、君はサイレンの音に包まれながら私から遠ざかっていった
みさき
サイレンの音だけを残して君は行ってしまった
みさき
それから何日も連絡をしない日々が続いた
みさき
私は君の帰りを待っていた
翔
久しぶり、元気？
翔
ずっと連絡出来なくてごめんな
みさき
うん、元気だよ
みさき
翔は元気？
翔
まあまあかな
翔
でも、久しぶりに連絡出来たからちょっと元気出た
みさき
そか、よかった
翔
ねぇ、もし俺が死んだらどうする？泣いてくれる？
みさき
急にどしたの？
翔
いや、最近考えちゃうんだよね、俺が死んだらみんなどうするんだろうって
みさき
少なくとも私は泣くよ
翔
そーなんだ笑
翔
ありがとう笑
みさき
はぁ？聞いといてそれ？笑
みさき
意味わかんない笑
みさき
もしここで気づくことが出来ていたら、もっとできることがあったかもしれないのに
みさき
私たちに残される時間があったかもしれないのに
みさき
私には気づくことが出来なかった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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