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悪霊滅却

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悪霊滅却

3 - 寺院にて

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2022年11月01日

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清一

とくに異常はないな。

愛理

そうね。静かすぎるくらい。

二人は寺の周辺を捜索していた。

清一

やっぱり何かあるとすれば中かな?

愛理

入ってみましょうか。

清一

そうしよう。

二人は寺の正門から中に入った。

清一

ん?誰かいるぞ?

愛理

あ、ホントね。すみませ~ん。

???

はい?

それは老人だった。

愛理

地元の方ですか?

住職

まぁそうだねぇ。一応ここの住職をやっておるわい。

愛理

あ、住職さんでしたか。それは失礼しました。

住職

なーに、この格好をしておるから仕方あるまいて。何せ先程買い物から帰ってきたものでな。

清一

そうでしたか。

住職

それで、お二人さんは?

清一

私たちは霊伐隊のものです。この町で起きている事件について捜査しておりまして。

住職

ほう。

愛理

ここ最近で何か変わったことなどありませんでしたか?

住職

ん~〜。特にないねぇ。

この時清一は、住職の首元に大きな傷があることに気がついた。

清一

あの、つかぬことをお伺いしますが、その首元の傷はどうなさったんですか?

住職

ああこれかね?これは昨日、花瓶を運んでいたときに転んでしまってね。その時に割れた破片が当たったんじゃよ。

しかし、どう見ても刃物で斬られたような傷である。

愛理

痛くはないんですか?

住職

大丈夫じゃよ。こうして話もできておるし、普段の生活に支障が出るようなものではないね。

住職はにこりと笑った。

???

住職、本当に行かれるんですか?まだあいつがいるかも知れませんよ?

???

あれだけは渡してはならんのじゃ。

清一

!?

愛理

!?

突然清一と愛理の後ろから声が聞こえた。

振り向くと、そこには修行僧であろう少年と、今まで二人が話していた住職と全く同じ姿の老人がいた。

清一

…え?

愛理

…どういうこと?

少年

あ!!やっぱりまだいるじゃないですか!!

住職

何じゃと?

住職

へぇ。もう戻ってきたんだ。もっと痛めつければよかったなぁ~。

清一

!!

愛理

!?

突然住職の口調が変わった。

少年

あ!!そこのお二方!危険です!そいつ、悪霊ですよ!!

住職

今更気づいても遅い!!

ドン!!

清一

うわ!

愛理

きゃあ!

突然目の前が暗闇に包まれた。

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