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突然、伝えたいことが合ったと言って、家まで来た少年

桜子

、、、

無一郎

、、、

桜子

あの、伝えたいことってなんです

無一郎

あ、その。

桜子

、、、

結局、家に入れて、話をすることにした。

桜子

どうぞ

無一郎

本当にいいの?

桜子

いいですよ。

本当は嫌だけど。

桜子

、、、

ここまで来てもらったなら、追い返す訳にもいかないし。

桜子

少し、ここで待っていてください

無一郎

あ、うん!

私はそう言うと、部屋を出ていった

、、、

トコットコッ(近づく足音)

無一郎

?君は、、

僕は紬。姉ちゃんの弟だ。

無一郎

へ〜紬くんって言うんだ

ねぇ、あんたは姉ちゃんの何を知ってるの

無一郎

、、え?

その頃の、桜子は。

桜子

はぁ、

嫌で、部屋に逃げてきちゃったけど。

桜子

あの人、どこかで見たことがあるような、、

その時、スマホが鳴った。

桜子

こんな時に誰よ

そこには、同じ部活を通っていた杏菜からのメッセージだった

杏菜

「桜子、今日も学校来ないの?」

桜子

、、、

当たり前じゃない。今までもそうだったんだから。

桜子

「うん」

杏菜

「、、、そう。」

桜子

、、、はぁ。

杏菜は、世話焼きな子で、部活上でだけ後輩の同級生だ。

本当は、先輩って立場じゃないのに。

桜子

、、、

ドンッ(ものが叩かれる音)

桜子

なに?

部屋の外から、何かが叩かれる音がした。

桜子

、、、出るか

私は部屋を出た

リビングに戻ると。

桜子

?

出ていけ!!

無一郎

紬くん。

桜子

紬?何してるの?

弟の紬が、少年を戸に押し返していた

無一郎

あ、桜子さん。

姉ちゃん!!

桜子

、、、何してるの

部屋はめちゃくちゃで、紬は少年を押している

桜子

、、、紬、止めて

嫌だ!姉ちゃんを知ったかぶりするやつ嫌いだ!!

桜子

紬!

私はその時、初めて大声を出した。

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