忘却バッテリー　　（何でもあり）

ふたりで帰るのは…いつぶりだろう

久しぶりに帰る圭と 少し雑談をする

今の圭は、小さい頃のバカ圭みたいで

昔に戻った気持ちになる

シニアの圭は、笑ってなかったのに 今の圭は、気持ちがいいほどに笑う

だから、なんていうか…

接し方に悩む時がある

「圭は圭」

そうは言っても、自信がなくなる

それだとシニアの圭と 今の圭を同じにしてるみたいで…

シニアの圭と今の圭は明らかに 違うのに…一緒にしていいのだろうか

それって、シニアの圭を 忘れることに…ないものに…してない…？

まずなんで こんなことになったんだろう…

シニアの圭はこんなこと言わない

「早く帰って安静にしろ」

とか…言ってくる

……きっと…

それがなんだか、距離がある気がして 悲しかったりもした

俺だけ、取り残されてる気がする…って…

「葉流ちゃん」

そう呼ばなくなっていって それが当たり前になった

圭は人にも厳しくて でも、自分には人一倍厳しかった

だから、人が離れて行って…

それから…それから…？

それから…何があったっけ…？

もっとなにか…他に…

あった気がする…

俺が忘れちゃいけないことが

思い…出さなきゃ…

圭が忘れたこと、俺も忘れちゃダメだろ

「帰ったらトレーニング」

それがずっとで、食事にも気をつけて

こんなふうに、誰かと食べに行くとか

なかったのに

今の圭になってから全部、かわった

今の圭は、野球を楽しそうにやる

まだ言葉では言ってくれなくても 顔を見ればだいたいわかる

だから…俺も自然に、やる気が出る

今のチームの人たちは 優しくて…居心地がいい

全部、今の圭になってから変わったこと

全部、圭が記憶をなくしたおかげ

……おかげ？

俺…よ―

あ…ごめ…圭…ちが…

お話暗すぎました？大丈夫ですか？

どうも、セカイです

お話変わりまして

今日は木曜日！

う〜ん…いい！（深くは言わないですが）

もうね、みんないい、推し

とまあ、本題に入りますが…

次回で最終話にしたいです…！

はい、すみません

なのでどうぞ最終話 よろしくお願いします！

セカイ