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_W国・城内、廊下

グルッペン

ふぅ…つい魅入ってしまった

グルッペン

しかしあの動き…いや侵入の仕方…

グルッペン

数年前“初めて”このセキュリティを掻い潜り近くに居合わせたエーミールとシャオロンと対峙しどちらも瀕死に負いやった…

グルッペン

…あの“少年”を思い出すな

グルッペン

まぁエミさんは自爆に近かったがな……

ピタ

グルッペン

……………

グルッペン

………いや、まさか……な

カツカツカツカツ

_総統室

ハル

あ、グルッペンさん、お疲れ様ですニコッ

トントン

よぉグルッペン、何処行っとったん?ニコ-

グルッペン

……と、トン氏…??

グルッペン

なんだその悩み1つなさそうな満面の笑みは…??

トントン

ん?なんだ?

グルッペン

あっいや……()

ハル

そういえばグルッペンさん、先程退室なさる前に質問があったのでは?

グルッペン

あ、嗚呼…そうなんだが……

グルッペン

今はいい…また聞ける時に聞こう

ハル

そうですか

ハル

ならグルッペンさん、どうぞ自室へお戻りになってお休み下さい

グルッペン

えぇ……??

トントン

せやでグルさん、夜通し話しとったんやろ?

トントン

今日は書類仕事はええから休んでき

グルッペン

………は?トントンがそんな事言うとか明日は槍が降ってくるんか?

トントン

ん?なんや?今からでもこの山を処理してくれるんか??ニッコリ

グルッペン

いえっ休ませてイタダキマス!!

グルッペン

……………って、待て…

グルッペン

ハル………お前その書類…何しているんだ…?

ハル

………?これですか?

ハル

トントンさんから頂きました、経済や予算等は私では宛になりませんでしょうし国民の問題や課題は私の方からも助言できると思いまして

ハル

こうしてトントンさんのお手伝いをさせてもらっている所ですニコ

グルッペン

………それ……

グルッペン

(数年後回しにしていた…盗賊団の…)

グルッペン

(あの盗賊団は証拠が掴みずらい上にアジトすら見当たらない…正直厄介だった案件なんだが……)

トントン

ハルは凄いで

トントン

俺らが悶々と抱え込んでた問題スラスラと答えていくんや

トントン

お陰で無駄に考えんで良くなったわ

グルッペン

…………そうか

ハル

………あの、トントンさん

トントン

はいはい〜

ハル

地図…ありますか

ハル

街全体とその周辺の

トントン

あ〜、確かあった

ハル

ではそれをお貸しいただけませんか?

トントン

了解、ちょっと待っててな

グルッペン

…俺が持ってこよう

トントン

……え?いやグルさんは部屋戻ってええよって

グルッペン

見ているだけでも休める、それに総統が呑気に休んでるのもあれだろう?

トントン

そ、そか……変わってんな…()

グルッペン

それはお互い様だろう?(笑)

トントン

…………そうやな

グルッペン

何処ら辺にあるんだ?

トントン

俺の机の引き出しやった気ぃするで、無かったら壁の棚とか…まぁ地図なら分けられとるから

トントン

見つからへんかったら部屋にいる副長にでも聞いてくれ

グルッペン

わかった、では行ってこよう

ハル

(………そっか…この2人は確か…)

トントン

頼んだで〜

ハル

お気をつけて

ガチャ

ハル

……………お2人はとても仲が良いんですね

トントン

……はは、そんなんやないで

トントン

でも…俺は自分から進んだ道やから……

トントン

……………俺がもっとちゃんとしとったらなぁ…あんな事にはならへんかったのに……

ハル

………自分を責めるより、失敗した時の自分を責めていれば宜しいのでは

ハル

今自身を責めたって過去など変えられませんでしょう

ハル

ならば、昔の事より今を視てより良い選択を選ばれた方が賢明だと私は思いますがね

ハル

それに…過去に囚われ続けていては、今の幸福な時間が失われてしまいすよ

トントン

…せやなぁ……

トントン

…………なぁハル…これから俺は独り言を言う、決して君と問うてるんやない

トントン

口に出した方が整理しやすいんでな

ハル

……えぇ………どうぞ

トントン

目の前の子供は本当に14歳なのか…俺は決してそうでは無いと考えてるんよなぁ…

ハル

……!

トントン

学校に通っているのならまだ分かる、けれどその年齢、生い立ち、姿からそうとは思わへん

トントン

それにハルの年齢の脳じゃそこまで暗記できる程の記憶力でも無いだろうし

トントン

例えグルッペンのように幼い頃から聡明でカリスマがあって統率力のある人だとしても、そう言われ始めたのが12を超えた辺りだった

トントン

でもそれがハルの場合14、グルッペンの場合は周りに大人が居たし反面教師も居たし学校だって通えてたんや

トントン

けどそんな環境がこの世の全ての人にある訳でもあらへん…考える限りハルはその恵まれた人では無い方の分類やろうな

ハル

…………

トントン

大人も押し負ける程の知識量…エーミールさえ、グルッペンさえ、ましてやN国のきりやんであっても知識量だけみても圧倒的差で負ける

トントン

そうなるとハルはどうやってその膨大な知識と正確な判断力を蓄えたんやって話になる

トントン

俺らは全員が貧民街から来た訳やない、大半が恵まれた方から来たんや

トントン

それなのに逆の立場にいた者に力の差が見える…まぁ他国からみても前代未聞やろなぁ

ハル

………ッ

トントン

………明らかに精神年齢が高すぎる、普通の子供や普通の大人でもここまではならん

トントン

人生二周してるような口ぶりが多くあったし、なんならそんな立ち回りがよく見られた

トントン

今時の14は…家で勉強してるとか外で遊んでるとか、まだ“子供”時代を楽しんどるのがほぼやろうし

トントン

スラムだったら今がやっと大人しくなって生きる術を広げている頃やろ…?

トントン

……そういや昔、どっかの国で何らかの記憶移植の研究しとる奴がおったな

ハル

……ッッ!!!

トントン

研究内容はよう分からへんけど、子供に大人の記憶を植えて最強の兵器を造ろうとして_

ハル

トントン書記長…ッッ!!!

トントン

!?(ビクッ

ハル

これ以上は…どうぞ……頭の中でお考え下さい………

ハル

………独り言は…あまり人に話してはいけませんから…ッフル

トントン

…………ハル……?

ハル

…ッぁ…………申し訳ありません、取り乱してしまいました

ハル

どうかその考えの続きは他の方に独り言として言ってくださいませ

トントン

…………あ、あぁ

トントン

(なんで…そこまで怯えるん…?)

トントン

(そんな地雷を踏むような事言ったか……?いやでもこの反応、まさか…)

グルッペン

どうした?ハル、トントン

グルッペン

先の大声の主…ハルだろう?トン氏、何を話していた

トントン

………なんでもないで

ハル

その通り、なんでもありません、少し難しいお話をしていただけですニコッ

グルッペン

………そうか?ならいいんだが…

グルッペン

そうだ、地図を持ってきたぞ

グルッペン

中々見付けにくい所に置くなよ、トン氏

トントン

そんな分かりにくかったか?

トントン

すまん、次から気をつける

グルッペン

うむ、そうしてくれ

グルッペン

後、無駄な独り言もな

トントン

………!

グルッペン

同じ書記部隊から恐がられているぞ?まるで何かに取り憑かれているように独り言を言うとな

トントン

え……そんなに…か?

トントン

す、すまない……以後気をつける…

グルッペン

あぁ、そうしてくれたまえ

グルッペン

ところでハル、どうやってその盗賊団のアジトを突き止める気だ?

ハル

……やはり貴方は気になりますか

グルッペン

当たり前だろう?

ハル

被害届の場所と出没率を照らし合わせるんです

グルッペン

ほう?

ハル

まず__

グルッペン

_____?

ハル

____

トントン

___

ハル

_______

_F国・??

花流

……は?森に盗賊が出た?

ユウ

ウーン、そうみたイ

花流

そんなの今更じゃないか?

しのか

でも…珍しいね、今そんな時期じゃないけど

紗佳

………熊、じゃなくて…?

ユウ

熊が出たぐらいで訓練生は引かないと思うけどナ〜

しのか

なんなら倒して持ってくるぐらいだからね

花流

夕飯に回した時は正直引いた

ユウ

でもなんだかんだ言って美味しかったネ

しのか

当たり外れがあるけどね

紗佳

…お肉

ユウ

……鹿肉とかウサギ肉食べたくなってきタ

花流

腹減ってんのか

ユウ

昼だしナ〜

ユウ

というかハルはどうしたノ?

花流

出掛けた、夕方には帰るって言ってたけどな

紗佳

………?

しのか

確かW国から呼び出しがあった

ユウ

W……あー、あの味方最大の脅威がいる所カ!

花流

なんで彼奴で判断してんだよ…

ユウ

強い奴は覚えやすいカラ?

しのか

………ねぇ、盗賊の件はどうしたの?

花流

あ……

ユウ

アー………

紗佳

………何処のか、分か…らない

花流

……あぁうん、まずはそっからだな

しのか

その前に捕縛が先、情報は全て吐き出させよう

ユウ

ヨッシャ、暗殺部隊投入!

しのか

駄目

ユウ

エェェーー!!

しのか

訓練生が見つけたんでしょ…だったら訓練生にやらせて、これも訓練

しのか

それにその訓練生…第四でしょ

しのか

なら簡単なはずだよ

花流

そうするか

花流

『第四訓練生に継ぐ、報告にあった盗賊団全員を捕縛、その後地下まで連れてくるように』

<『Yes、直ちに』(訓練生)

花流

………これでいいか

花流

拷問部はまだ居たか?

しのか

居る、というか常に地下で待機しているんじゃない?

花流

……そうだったんだ

花流

たまには外出させろよ…?

しのか

自由にしろとは言ったんだけどね

しのか

仕事を全うしたいらしい…

花流

真面目なのはいいけど……地下が1番安全とは言えないからなぁ…

しのか

後で差し入れでも持ってってあげたら?

花流

なんで俺が???

しのか

普段各部隊に関わらないでしょ

しのか

あぁでも……ハルが拷問の担当した時は一緒に居たっけ

花流

………あったなそういや

しのか

…僕もたまに居たけど……

花流

彼奴のを見る度に顔強ばらせてたっけな…

花流

…………持ってくか

しのか

その方がいいよ

しのか

……じゃ…僕は仕事があるから

ユウ

…………

ユウ

此処の人達皆IQ高くなイ???

花流

そういうもんじゃね知らけど

ユウ

俺一応上位幹部の中で最年長なんだけどナァ……()

ユウ

………アレ?紗佳ハ?

花流

あ?……あーなんか居ねぇな

花流

…仕事に戻ったんだろ、多分

ユウ

ソッカー

ユウ

んじゃ俺も行ってくル!

花流

あぁうん…

花流

………自由すぎじゃね?()

個性豊かだね☆(?)←?

※決してリアルの14の子供がおかしい訳ではありません夜(リア主)の妄想の中のストーリーなので決してリアルの14の子供がおかしi((((

俺達は最強の軍だった【参加型】【完結】

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