ナナ
ふ〜!
おふろ気持ちよかったね!
おふろ気持ちよかったね!
ロロ
そうだね〜…
ナナ
…それにしても
ナナ
しばらく、ママと会えてないねぇ…
ロロ
だね…まぁ、いつもの事ではあるけど…
前にママのお手伝いをしてからしばらく経った。
それから変わった事なんて何も無くって、 ただいつも通りに過ごしてた。
いつも通りの、2人ぼっちでただ生きるだけの日々。
ロロ
ここにある本も2人で出来る遊びも大体やり尽くしちゃったし…
早くママと遊びたい…
早くママと遊びたい…
ナナ
…
ナナ
ねぇ、ロロ
ロロ
?どうしたの?
_私、本当はずっと、このままがいい
…本当はママなんて放っておいて、 このままずっと二人きりでいたい_
ナナ
…いや、やっぱりなんでもない!
…なんて言ったら、ロロはきっと悲しむだろうなぁ
ロロ
え〜…?気になるじゃん、教えてよー…
ナナ
えっへへ、ヒミツ〜!
それで嫌われたりなんかしたらイヤだし、ロロに合わせないと
ナナ
ほらほら、もう寝よ〜!
ロロももう眠いでしょ?
ロロももう眠いでしょ?
ロロ
うぅ……しょうがないな…
ロロ
…じゃあ、おやすみ。
ナナ
うん、おやすみ〜!
二人の枕元の花瓶には、しおれた桃色のカンパニュラが生けてあった。