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ウィーン

ガチャ

︎︎

はぁ、今日も疲れたな

︎︎

ん?なんだエレベーター故障中か?

︎︎

ボタンが通じない

ドン

︎︎

あれ?扉が勝手に閉まった

︎︎

……

︎︎

俺の家、5階なのに…ボタンおしてなくても着くのかよ

チーン

︎︎

ん?

︎︎

ここは──

︎︎

『俺の…部屋?』

︎︎

ただいまー

︎︎

って誰もいるわけないか

︎︎

『俺が…いる』

︎︎

『おーい!』

︎︎

『おれー!』

︎︎

今日はこのまま寝るか

︎︎

『気付けよー!』

︎︎

フゥー

︎︎

『俺の声は聞こえてないのか…』

バリン!

︎︎

な!なんだ!

強盗

おい!金を出せ

︎︎

『おい…嘘だろ、強盗かよ…』

︎︎

ひっ、

︎︎

か、金なんて無い…

強盗

嘘つけ!

強盗

早く金を出さないと──

カチッ

︎︎

『け、拳銃!?』

︎︎

ちょ、ちょっと待ってくれ!

︎︎

本当に金はないんだ

強盗

しらばっくれるな!

強盗

打つぞ!

︎︎

『おい!打つなーーー!』

バンッ!!

︎︎

︎︎

『あっ…あっ…』

︎︎

『(俺が…血を流して 死んでいる…)』

強盗

金、金はどこだ!

ガサ

ゴソ

ガサゴソ

強盗

チッ!本当にねぇのかよ

強盗

ここは逃げるか

︎︎

『お、おい大丈夫か?』

︎︎

︎︎

『嘘…だろ…』

︎︎

『俺、死んだのか?』

︎︎

『で、でも俺は今ここで生きてる!』

︎︎

『どういうことだ…』

︎︎

『これは何なんだ…』

そのとき──

ただいま、○月△日 7時です

俺の古時計が時刻を指し示した、俺は全てを悟った

その瞬間俺は一目散に自分の部屋から出た

︎︎

はぁはぁ、エレベーターに戻ってこれた、

︎︎

1階…1階

︎︎

早く降りないと…

そして、俺は警察へと電話をかけた

︎︎

も、もしもし、××マンション、俺の、505号室に ご、強盗が出ました、

︎︎

お願いです、すぐ、来てください!

その後、俺は即 警察へと走った

どうやら、俺が電話をすぐにしたお陰で被害が1人も出ずに済んだという

あの時、エレベーターに俺が乗った時間が ○月△日 6時50分頃だった

エレベーターが未来へと繋がってくれなかったら…

俺は死んでいただろう

─これは俺が体験した奇妙な物語─

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