東堂 瑠美
私は引き続き聞き込みをしていた
彩
東堂 瑠美
レオ
東堂 瑠美
親関係らしいわよ。
彩
東堂 瑠美
居なかった"らしくて
彩
栞ちゃんはシングルマザーの 家庭で育ったんだ…
レオ
東堂 瑠美
彩
東堂 瑠美
彩
東堂さんは意味深な言葉を残し 部屋から出て行ってしまった
彩
彩
東堂さんに"あの事"
彩
レオ
…どうしてそんな事言えるの?
彩
私…まだこの図書館の
全景の事知らないんだけど…
レオ
レオ
書斎、あと大広間があるよ
レオ
トイレに…研究室。
研究室?
レオ
記憶保管室がある。
彩
レオ
大広間に行ってみれば?
彩
大広間って…私が最初に 目を覚ました所か
来栖 愛莉
南雲 健永
彩
それと詩帆ちゃんが 少し離れた所で本を読んでいる
レオ
来栖 愛莉
彩
事なんだけど…
2人に東堂さんの話含め これまでの経緯を話した
来栖 愛莉
まぁボクも最近来たし…
南雲 健永
それしか話さなかったの?
彩
南雲 健永
"母親に見放された"んだよ…
…
見放された?
来栖 愛莉
南雲 健永
南雲 健永
なんだけどな…
彩
って事ですか…?
南雲 健永
彩
どうして…東堂さんは この事を隠していたの?
来栖 愛莉
彩ちゃん疲れちゃうでしょ?
彩
来栖 愛莉
記憶とか関係なく
面白い本揃ってるからさ!
彩
じゃあこれ借りようかな
来栖 愛莉
レオ
レオ
南雲 健永
南雲さんとレオが大広間を 出て行こうとする
彩
レオ
好きに動いてて良いよ
彩
来栖 愛莉
するなんてひどいな〜
彩
来栖 愛莉
彩ちゃんは気にし過ぎ!
彩
来栖 愛莉
彩
来栖 愛莉
相手に舐められちゃうよ?
男は皆ケダモノなんだから!
彩
来栖 愛莉
彩
来栖 愛莉
来栖 愛莉
そう言って愛莉ちゃんは お腹を押さえながら飛び出して行った
彩
彩
…どうしよう
私の脚は…自然と出口らしき扉に向かう
彩
私は…扉に手を掛け────
結城 詩帆
彩
いつの間にか背後に 詩帆ちゃんが立っている
結城 詩帆
知るべきではありません
彩
結城 詩帆
…どうして
彩
出してくれないの…?
結城 詩帆
私も甚だ疑問です。
結城 詩帆
あるのでしょうか。
彩
何の事を言っているの?
結城 詩帆
勘は良いみたいですね。
結城 詩帆
お話する事は出来ません
結城 詩帆
気にしない事をお勧めします
何も…教えてくれないんだな
結城 詩帆
レオ
レオが大広間に入って来る
結城 詩帆
結城 詩帆
また会いましょう。
彩
詩帆ちゃんはレオの横を抜け 出て行ってしまった
彩
レオ
レオ
早い内に慣れておきなよ。
彩
渡したい物があると言われ 私は書斎に来ていた
彩
神宮寺 拓哉
神宮寺 拓哉
君にはこれを渡したくてね
神宮寺さんがこれと言ったそれは 宝石の様に綺麗なガラス玉だった
彩
よく見るとガラスの中に うっすらとLeoの文字がある
神宮寺 拓哉
そう言って手渡された物を見る
さっきの物と同じく 輝きのあるガラス玉だ
彩
さっきの物と違うのは 中に書かれている文字だ
Canser…?
彩
レオ
レオ
彩
彩
神宮寺 拓哉
レオから聞いてね
神宮寺 拓哉
全員に渡しているんだ
彩
彩
神宮寺 拓哉
私はそう言い残し 書斎を立ち去っていった
彩
レオ
彩
どうすれば良いんだろう
レオ
本人から話を聞いてみれば?
彩
レオ
あまり勘づかれないでね
彩
それって結構難しいんじゃ…
まぁでも…それが1番の近道か
彩