コメント
1件
新しい物語最高です💖 意識不明なんて心配😭ハッピーエンドになるといいなぁー!
ヒョン、知ってますか?
この世には、”雨の日の特別な花”があるんです
その花は、濡れると透明になってすごく綺麗だと聞きました
まるで貴方みたいですね
雨が降っている時、僕が傍にいれば貴方は僕に守られて濡れる事は無い
だけど今、僕は貴方の傍にいられないどころか触れることすら出来ない
だから貴方は雨に濡れて透明になる
世界的に有名な貴方が、存在ごと消えてしまうのでは無いかと思う程に
それはそれは残酷で、
とても美しい
あぁ、どうか笑顔を取り戻してください
貴方は笑っている時が一番綺麗なんです
僕はいつまでも貴方の幸せを願っています、、
色々なカラーのライトに照らされ、輝くお前の笑顔
大人の色気と無邪気な笑みを兼ね備えたその顔は、
見れば見るほどに綺麗で
ジョングク
そう言ってお辞儀をするお前を見ながら思ったんだ
どうかおれの傍から離れないで、と
激しく扉を叩く音で目が覚めた
仕事から帰ってきてベッドに倒れたおれは、そのまま寝落ちしたらしい
テヒョン
頭に響く音に顔をしかめながら、おれは扉を開けた
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
はい、と笑顔で応えるのは、メンバーであり恋人でもあるジョングガ
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ここまで有名になると仕事が増えるのも当然のこと、休日に出掛けることもなかなか難しい
だから今までジョングガとデートしたのは片手で数えられる回数だった
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
柔らかい笑みを浮かべる彼を見つめていると、頬にキスをされた
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
扉が閉まってから、早まる鼓動を何とか抑えた
ジョングガとは付き合い始めてもう1年半だし、そういう行為だって何回もしている
だけどやっぱり不意打ちを狙われるとさすがに鼓動が早まる
顔もきっと真っ赤になっている
ジョングガはかっこいいし、年下のくせに余裕があるし、
そんな彼に近づかれれば誰だってドキドキするだろう
テヒョン
テヒョン
デート当日
おれたちは水族館に来た
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
あぁ、またそうやって微笑むんだ
おれが大好きな笑顔
これ以上、お前を好きになったらおれはどうなってしまうのだろう
いつかお前と離れる時が来るのだろうか
そんなの嫌だ、考えたくない
おれにはお前が必要なんだよ、
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
デートをしてから数日後
それは突然のことだった
この日はジョングガだけが個人撮影で家に居なくて、
おれはジョングガが帰ってくるのを楽しみに待っていた
冷蔵庫には一緒に食べるプリンが入っている
賑やかなリビングに着信音が鳴り響いた
ジン
ジミン
会社から電話なんて、
その時点で嫌な予感しかしなかった
電話に出て話を聞いていたジンヒョンの顔が、引き攣った
ジン