ドクタケ忍者隊の半分所属忍者は最強さん

ﾌﾜｧ

1人のあくびの声が部屋に響く

その部屋には青い髪の少女がいた

少女はそんなことを言いながら部屋を出ていった

歩く音

彼女が住んでいる家は街から少し離れた林にある

彼女は慣れた口調で少年に話しかける

少女の声は女にしては低く男らしい口調だった

少年はこう言い返す

少年＿きり丸はそう答えた

彼女の名前は

明桜空灯音

苗字は珍しい読み方と漢字を持っている

彼女は戦災孤児でこの名前は本名では無い

この少年は摂津のきり丸

年は10

彼女と同じで戦災孤児

忍術学園＿忍術を学ぶ学園に自分で学費を集め入学した

生活費や授業料を稼ぐためにバイトをしているらしい

少女＿灯音はそう呟く

彼女の高い声が…いや作り声が街に響く

これは現代と言うと……脅し

この時代で言えば山賊だ

慣れているのか灯音は呆れながら言った

ｻﾞｼｭｯ

今の短時間で何が起きたのだろうか

何かを斬った音

ﾌﾟｼｬｱ

嫌な音がする

血吹雪だ

灯音は血が着いた刀を持っていた

そう……今のは彼女がやったのだ

これを見ればただの一般人では無い

彼女は

忍者でもありアルバイターでもあり

最強の剣士なのだ

彼女は死体を無視し帰って行った