作者
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6時間目が終わり、教室も廊下も騒がしくなった
ジブンも帰るか…
久しぶりに誰とも話さない日を過ごしたからか、
今日は元気が有り余っていた
オカルン
勉強に必要な教科書をカバンに入れた後、 立ち上がって帰ろうとする
ガラッ
女子
また、始まるのか?
その考えが頭をよぎったが、 あまりにも覇気を感じない女子の姿が目に映る
いじめる気…じゃなさそうだな、
いつもは女子3人で来ているのに、 今日は1人で来たことも 安心感に拍車をかけた
オカルン
女子
言われる通りについていく。
何度目だろうか。
つられて来たのは校舎裏
ここなら人目もつくし、 本当にいじめる気はないらしい
オカルン
女子
オカルン
急に頭を勢いよく下げてきた。
まさか謝られるとは思っていなかったから、 今ジブンの顔は驚きで染まっているだろう
オカルン
女子
オカルン
女子は淡々と話し始める
女子
女子
女子
女子
女子
女子
女子
女子
女子
女子
オカルン
オカルン
女子
オカルン
オカルン
オカルン
女子
泣きじゃくる女子を見て情がわく。
オカルン
オカルン
女子
オカルン
オカルン
オカルン
女子
女子
ほぼ嗚咽を繰り返してる女子の背中を撫でる
落ち着いて話を聞かせる
オカルン
女子
オカルン
オカルン
オカルン
女子
女子
女子が涙混じりにお礼を言った
本当にお礼を言うのは ジブンじゃなくて、 ジジなんだけどなあ…
話す口実ができたからいいか
こう思ったジブンは結構 ジジのことが 好きなのかもしれない
ジジside
ジジ
く、くるし~~~~~!!
体力には自信ある方だったのに…、
校舎2周 4階までの階段昇り降り4周 はさすがに疲れた…
モモ
ジジ
名前を呼ぶのに精一杯で情けない。
毎回、大好きなオカルンを探す度に モモと先に合流するのはなぜだろうか
世界七不思議!
モモ
ジジ
モモ
必死で答えた回答に 2文字+伸ばし棒 で会話は終了。
なんかちょっと悔しー!!
アイラ
モモ
ジジ
やっと整ってきた呼吸を信じて姿勢を楽にする
アイラ
ジジ
なんだそれ、羨ましい!
自分の手料理をオカルンに 食べてもらえるって事だよね!!!
ジジ
モモ
アイラ
アイラ
アイラちゃんが百面相のように 表情がコロコロ変わった。
高倉 という名前に反応して俺もモモも アイラちゃんの視線の先に目を向けた
ジジ
女子…?
ジジ
モモ
ジジ
なんで?
あの女子、オカルンをいじめてた人じゃないの?
いじめは、裏で付き合ってるのを隠すための 単なる建前だった…?
ジジ
ジジ
2人(モモ, アイラ)
モモ
ジジ
アイラ
アイラ
バタバタバタバタッ!
後ろでモモの「走ったら怒られるよー」 って注意の声が聞こえたけど 走るしかないの!
あんな女子にっ、負けたくない!!
オカルン
校舎裏に近づくに連れてオカルンの声が ハッキリと聞こえてくる
女子
オカルン
ズザーーッ!
ジジ
オカルン
校舎裏に向かってスライディングすると、 丁度オカルンの目の前に着いた。
あー、驚いた顔も可愛い
っじゃなくて!
ジジ
オカルン
オカルンの口が「あ」の形になるのが分かった
「彼女」? 「新しい恋人」?
やだ、嫌だ、聞きたくない!
ジジ
オカルン
ジジ
オカルン
え?
いやいや、
え?
女子の顔赤いじゃん!
泣いてるじゃん!
嬉しそうじゃん!
距離近かったじゃん!!
たくさんの思いが頭の中でぐるぐる回るけど、
結局は「謝られた」で全て納得がいった
いや、いってない!
ジジ
魔法カード! 「距離近かったじゃん」を召喚ー!
オカルン
オカルン
「距離近かったじゃん」は瞬殺された!
ジジ
俺の勘違いに自分で呆れる。
無理くり笑顔をつくってみたりして誤魔化した
オカルン
オカルン
女子
ジジ
女子を先に帰したオカルンに 女子も俺も困惑する
校舎に入っていくのを見届けて、 オカルンがこっちに顔を向けた
ぎゅぅ…っ
ジジ
オカルン
ビックリした はこっちのセリフじゃい!
急に抱きついてきてくれたから 心臓が弾け飛んだかと思った
オカルン
しばらくの無言にオカルンは笑みをこぼす
ぐりぐりぐり…
ジジ
オカルン
オカルンが俺の首筋に頭を擦り合わせる
その感触がこしょばくて、笑いが溢れた
ぐり…
ぎゅぅぅ…
擦り合わせが終わったと思えば、 次は強く抱き締めてきた
ジジ
急なオカルンの甘えたに疑問も抱かずに、
応えるように俺も抱きしめ返す
ジジ
オカルン
ジジ
オカルン
間が空いたオカルンの返事に、 調子を乗りすぎたと反省会を開こうとしたが
ドッドッドッドッドッ…
この心音が、 俺のではないと分かった時、
この愛おしい人を、 どうしてやろうか本気で悩んだ
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コメント
21件
これ最終回まで言って欲しくないな
うア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙尊!( ´ཫ`)
ま゛っ゛て゛、、、尊い(◜¬◝ )4ぬッ、