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れおん 母

いきなりごめんね、結衣ちゃん。

れおん 母

あの、、あのね結衣ちゃん。ずっと黙っていたことがあったの。

結衣

、、、なんですか?

結衣

(おばさん声震えてる、、なんだろう、、)

れおん 母

実はね、中学3年に上がる頃少し前からかな?ちょこちょこ体調崩すことあって病院で色々検査してもらったら悪いところ見つかって入院することになったの、、

結衣

え、、

結衣

今は!!今は大丈夫なんですか?!!

れおん 母

結衣ちゃん、、

れおん 母

あの子はもういないの、、

結衣

え、、

れおん 母

結衣ちゃんにずっと言えなかったのはあの子から頼まれてたの。

結衣

、、、

れおん 母

病院に行った時に余命宣告されたの。遅かったの。治療をすれば延命にはなるけど助かる確率は低かったの。

れおん 母

もちろん治療はすることになった。私は少しの確率でも助かるって信じてた。あの子なら負けないって。あの子も最初はそうだったと思う。

れおん 母

結衣には黙っておいて!心配かけられないって言われたの。治療の影響で体調よくなかったりしてちょこちょこしか連絡返せなかった。

れおん 母

手の痺れが出てきて連絡が返せなくなった時結衣ちゃんからの連絡は私が読んでたのそれで返信しようとしてたんだけど

れおん 母

あの子がもう返さないでいい。結衣は俺が他に好きな人できたと思ってる。それでいい。そしたら今辛い思いするだけで済む。俺なんかすぐ忘れて幸せになって欲しい。だからもう返信しないでくれって。このことも絶対言わないでくれって。

結衣

なにそれ、、私、、私ばかだ、、1番辛いのれおんだったのに私、、自分のことばっかりで、、勝手に被害妄想して、、れおん、、れおんごめんなさい、、ごめんなさい、、

れおん 母

結衣ちゃん。ごめんなさい。何を言われても伝えるべきだった。結衣ちゃんは何も悪くないのよ。自分のこと責めたりしないで、、

れおん 母

結衣ちゃんが電話くれた時ごめん結衣、、ほんとは出たい。でも結衣の声聞いたら俺、、ありがとう結衣。ってあの子ほんとに結衣ちゃんが好きで大好きで感謝もいっぱいしてた。

れおん 母

最後に会わせてあげられなくてごめんなさい、、

れおん 母

どうしてもこのまま何も言わずになんていれなくて、、

結衣

、、、

れおん 母

結衣ちゃん、、?

結衣

、、ごめんなさい。ちょっと今日はもう、、ごめんなさい。

ブチップープープー、、、

いきなりすぎて信じられなかった。それなのにぼーっとしたまま両目から大粒の涙が流れるのを止めることが出来なかった。

泣きながら震えた声で話すおばさんが言ったあの子はもういない。その言葉が頭の中をぐるぐると回る。

れおんは私を最後まで想ってくれていた。なのに私は、、最低だ。

結衣

れおんじゃない。

結衣

私が死ねばよかったんだ。

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