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いただきます!

(さすが母さん、今日も美味いな…)

久しぶりに屋上で6人で 弁当を食べる

ないこがりうらと付き合ってから 数日が経った

二人は毎晩メールしとるらしくて よく返信をないこに相談される

幸せそうでなによりや

ないくんほんといっぱい食べるね

これぐらい食べないと
午後持たないんだよね〜

そうなんだ!

二人はほぼゼロ距離でくっついとる

食べにくくないんやろうか?

なんて疑問は愚問なような気がする

食べやすさより、密着度なんやろう

ねぇ、いふくーん

ん?どうしたんほとけ

このピーマンの肉詰め
食べてくれない?

別にええけど…

やった!

口開けて?

?わかった

ほとけに言われるがまま 軽く口を開く

はい、あーん

へ、

気がつけばほとけに口の中に ピーマンの肉詰めを入れられとった

驚きながらもなんとか咀嚼する

俺は別にピーマンが嫌いやないから 普通に美味しく感じた

え、待って

これって間接キス…

あ、そうだね

ごめん、嫌だった?

嫌っていうより、
どちらかというと恥ずかしい…

そっか、かわいいね?

……ッ///

んふ、顔真っ赤じゃんw

〜〜〜ッ!///

恥ずかしさで爆発しそうや

ほとけから度々言われる 可愛いという言葉

好きな人から言われるだけで 特別に感じる

いむくん、まろちゃんのこと
揶揄いすぎたアカンで?

別に揶揄ってるつもりは
ないんだけど…

こりゃ無意識か…

まろも大変やな、、、

ホンマそうやねん…

ほとけの発言は基本無意識や

やからこそ俺の心は 揺さぶられてしゃあないんや

ホンマに罪なやつや

なんかよくわかんないけど、
いふくんは僕のせいで困ってるの?

いや!困ってるってわけやなくて…

そうなの、?

ほとけが俺を心配しとる…

そんな姿もかわええ、、、

最近心を開いてくれとるから いろんな表情が見せてくれる

特大ファンサすぎてヤバい…

おーいまろ、大丈夫か〜?

はッ!

あぶな、昇天しかけとった…

大丈夫やなさすぎるやろw

な、w

一瞬どこか遠くへ行ってしまい そうになっとった意識が アニキのおかげで戻ってきた

6人で屋上で弁当を食べるんは 何回もやってきとるけど、

一番最初に比べたら だいぶ変わったと思う

一番最初はほとけたちが まだ心開いてへんくて 俺らとの間の壁があった

でも今ではまったくない

りうらはすっかり ないこにベッタリやし、

初兎もアニキに懐いとると思う

ほとけは割と気まぐれやけど 俺と一緒におる時間が多い気がする

俺はほとけにいろいろと 翻弄されっぱなしや

でも、心を開いてくれた 証拠やと思うと嬉しくなる

どうしたのまろ、ご機嫌じゃん?

ん〜?

そうか、?

めっちゃ幸せそうな顔してたよね

そうそう!

いつの間にか弁当を食べ終わった 二人が俺の元へやってきた

…確かにほとけのことを 考えてにやけとったかもしれん

まぁ、心当たりはあるで

ははーん、
いむと何かあったの?✨

はっ…!?///

ないこが目を輝かせながら 俺に聞いてきた

心当たりの中心人物で 好きな人の名前を出された俺は 顔に熱が集まる感覚がした

ん?まろって
ほとけっちのこと好きなの?

え、いやそれは…!///

え、そうなんまろちゃん!?

いふくんって
僕のこと好きなの?

あ、えっと、、、///

ほとけに面と向かって 聞かれてつい口篭ってしまう

こんなん認めとるようなもんやん…

好き、やで?

も、もちろん友達として!///

僕もいふくんのこと
友達として大好きだよ!

ほとけの言葉に胸が痛む

咄嗟に誤魔化すために言った “友達として”という言葉を 本人に肯定されてしまった

これで良かったという想いと 辛いという想いが 俺の心の中で交差する

想いを告げなければ 友人としてずっと そばに居続けられる

そうやって納得しようと すればするほど、

前世から積もったほとけへの 恋心はジクジクと痛みを訴える

もう俺の心の中はぐちゃぐちゃや

まろ、

俯いとった俺に、 アニキが声をかけた

アニキ、どうしたん?

アニキを心配させへんために 急いで作った笑顔で平然と振る舞う

アニキと目が合った

その瞬間…

へ、

アニキに強く抱きしめられた

な、んで…

…別に俺がこうしたかっただけや

そ、っか、、、

アニキはきっと俺が何を 考えとるかわかったんやと思う

なおかつ、俺に気を使わせへんように 抱きしめた理由を自分の為と言った

アニキのあまりの優しさに 俺は涙が出そうになる

ッ、、、

ないこはないこでほとけたちに、 俺たちをそっとしておくように 言ってくれとる

俺はホンマええ友人たちに 恵まれたようや

 

ないちゃんに言われて、 悠くんとまろちゃんを 見守っとる

二人は抱きしめ合いながら お互いを安心させ 合っとるように見える

二人の距離の近さを 羨ましく感じる

僕は最近気づいたけど、 悠くんのことが好きみたいや

それも友達としてやなくて 恋愛として

りうちゃんとないちゃんが 付き合った時に、

もし自分が同性で付き合うなら 誰がええか考えたんや

その時に悠くんと 本気で付き合いたいって 思っとることに気がついたんや

悠くんにとってまろちゃんは ただの幼馴染で、

そこに恋心はないって わかっとるはずやけど 嫉妬してまう僕がいる

僕はどうやら、 嫉妬深い性格みたいや

しょー、ちゃん?

どうしたん、いむくん…?

顔怖いよ…?

…マジ?

りうらも怖いと思うよ…?

俺も、、、

3人から言われるってことは 僕は相当怖い顔をしとるらしい

きっとそれは僕が嫉妬が顔に ガッツリと出てしまっとるんやろう

この顔を悠くんに見られるわけには アカンから、深呼吸をする

体の中を酸素を巡っていくと 嫉妬心がいくらか落ち着いた

ふぅ…

あ、いつも通りのしょーちゃんだ…

心配かけてごめんな、?

大丈夫だよ、!

よくわかんないけど、
落ち着いたならよかったよ

うんうん!

己の嫉妬深さで迷惑を かけることがあるとは驚きや

これからはそういうことが ないように気をつけへんとな…

ん?初兎がどうかしたんか?

あ、アニキ

気づけば近くに悠くんが やってきていた

その後ろにはさっきよりも 元気そうなまろちゃんの姿もある

別に大したことやないで、?

そうか、?

ならええねんけど…

悠くんが僕を気遣ってくれた

その事実に嬉しさが込み上げる

きっと僕らの会話が 聞こえてたんやと思う

そうやないといきなり 僕に声かけへんはずや

で、まろは調子どう?

アニキのおかげで元気やよ!

よかった〜!

相変わらず双子の二人の距離は近い

高校生でこんな仲ええ兄弟、 ホンマ珍しいと思う

…ねぇ、いふくん

ほとけ、?

僕、さっき傷つけるようなこと
言っちゃったかな、?

僕さ、人の気持ちに鈍感だから
わからないんだ…

もし傷つけちゃったんだったら
ちゃんと教えて欲しい

いむくんが真剣な瞳で まろちゃんを見つめる

まろちゃんの綺麗な青い瞳が いむくんの言葉に揺れる

まるで結界でもあるかのように 二人の世界に全く介入できへん

何か発しようとしても、 音になることなく消えていく

僕ら4人はただ見守るしかできへん

ただただ無力や

ほとけが悪いわけやないねん、!

俺がただ…
勝手に傷ついただけやから、、、

ホンマに気にせんといて、?

まろちゃんは苦しそうに 自分を責める

いむくんに向けて見せた笑顔は 歪で涙を堪えとることが明白やった

いふくん…!!

いむくんが勢いよく まろちゃんを抱きしめた

ほと、け…?

無理して笑わないで…

泣きたい時は泣いていいんだよ…

まろちゃんの瞳から 大粒の涙が流れる

その涙はキラキラと輝いて すごく綺麗やった

〜〜〜ッ!

初めて見たいふくんの泣き顔

僕はただ、抱きしめて背中を摩る

いふくんが少しでも 落ち着くように最善を尽くす

僕にはどうしていふくんが 泣いてるかはわからない

きっといふくん自身も 知られたくないと思う

無理に聞き出すことはせずに 安心してもらうことに注力する

少しずついふくんの 嗚咽が引いていく

もう大丈夫…

ありがとうほとけ、、、

どういたしまして

元はと言えば原因を作ったのは
僕だし、気にしないで?

優しくいふくんに笑いかける

けどいふくんは、 僕のせいにできないのか 困った顔をしている

また困らせてしまった

今日の僕は空回りしっぱなしだ

そんなこと言われた方が
難しいか、ごめん

謝らんといてや…ッ!

いふくんは本当に 優しい性格をしている

思いやりに長けていて、 自分よりも他人を優先できる

そんな彼に惹かれるのは 必然的なものなのかもしれない

僕のこの想いはずっと心に 秘めていると決めている

…いふくんはとても素敵な人だ

僕以外に相応しい相手がきっといる

そばに居られるなら、 ずっと友達のままでいい

…ありがとう、いふくん

僕は今、上手に笑えているだろうか

違和感が出ないように努力しているが 実際どうかは僕にはわからない

元々笑顔が得意でない僕が 自然な笑顔を作るのは 難しいかもしれない

それでも、僕は笑顔の仮面で この感情ごと覆い隠す

心が嘆いているのは 見ないフリをする

僕が僕でいるためには、 これしかないんだ

キンコーンカーンコーン

(…好きだよ、いふくん)

僕は昼休みの終わりを告げる チャイムに秘めた想いを 心の中で打ち明けた───

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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はあほんとうに大好きです‪ᵕ᷄≀ ̠˘᷅‬🫶🏻 クウォリティーが高すぎて書店に行って小説を読んでる気分です...神作をありがとうございます😭😭これからも無理せず頑張ってください👊🏻続き楽しみにしてます!

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