きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
たはは。と言わんばかりに俺は彼に笑って見せた
白尾学園は超有名な進学校であり、男子校である
なのでまぁ、かなりよくある話だが男子校であるがために同性カップルなどは生徒の数だけいる
俺はそんな高校の保健室の先生をしている
まぁ、俺的には保健室の先生というものが1番色々なことができると思っていたのだが、やることが多くやはり好かれやすい
少し思っていたのとは違うと思いつつもこの生活には何かと満足していた
きんとき
きりやん
目の前の彼はぷくっと頬を膨らませて愛らしい顔を見せた
こんな顔見せる子なのかぁ
ただそんなことを彼の顔を見ながら考えていると
Nakamu
きりやん
Nakamu
きりやん
Nakamu先生はそういうとタッタッタと職員室へと走っていく
きんとき
きりやん
Nakamu先生は俺と一緒で保健室の先生をしている
生徒の人数が多いとやはり複数人が保健室にいるのがきっと都合が良いのだろう
きんとき
きりやん
きんとき
気まづい雰囲気に耐えきれなくなった俺はその場から去ろうとそんな先程取ってつけたような言い文句を投げつけると
きんときくんはなにか気味の悪い笑みを浮かべて俺に手を振った
少し鳥肌が立った腕をさすりながら俺は保健室へと向かう
保健室につくと俺はガラガラガラ。と少し古くなった扉を横に引く
中に待っていたのは腕を血まみれにして少し涙ぐんでいる見知った顔があった
Broooock
きりやん
こいつはよく怪我をして保健室に来る
だからよく話すためか学校の中では1番顔を見たら直ぐに名前が出てくる数少ない生徒である
きりやん
Broooock
きりやん
Broooock
きりやん
Broooock
Broooockがいつも通りあはっと気の抜けた笑い声を出すため俺も少しだけ笑ってしまう
シャークん
Broooock
シャークん
スマイル
きりやん
シャークん
きっと2人と今日も登校してきてこんなことになったのだろう
ズラズラと保健室に入ってきたのはBroooockと仲良くしている2人
腕に大きめの絆創膏をペっ!と貼ってやると犬のようにきゃん!!とBroooockが吠えた
Broooock
ひーん!と泣くBroooockを見て少しの溜息をつく
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
スマイルとNakamu先生は何かと仲が良い。それもこれもスマイルが保健委員でNakamu先生と話してるせいもあると思うが
スマイル
シャークん
スマイル
スマイル
Broooock
きりやん
言われてみれば先程絆創膏を取り出したいつもの棚は乱雑に物が配置されていた
きっとNakamu先生が片付けたのだろう
シャークん
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
少しした喧嘩が始まりそうになっていた頃に予鈴を知らせるチャイムの音が聞こえてくる
その音が聞こえるとそろそろ帰るかぁと3人は俺たちにまたね〜と手を振ると保健室を後にした
きんとき
シャークん
きんとき
ニコッと不敵な笑みを浮かべるきんとき
俺はきんときに先程盗ったきりやんの大事にしているのであろうボールペンを渡した
きんとき
シャークん
Broooockとスマイルはそんなことしてたのかよと傍でやいのやいの言っていたが俺は気にせずきんときに話しかけた
シャークん
きんとき
ふふっと、また悪い笑みを浮かべるきんとき
こいつの真面目そうな見た目に騙される人も多いが、根本ではやはり何を思っているか分からないなと
俺はきんときの顔を見て思うのだった
Wdakata
Wdakata
Wdakata
Wdakata
Wdakata
Wdakata
Wdakata