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きんとき

せーんせ!

きりやん

ん?あ、きんときくん?かな?

きんとき

先生こんなにも俺が情熱的に話しかけてるのにまだ名前覚えてくれないの?

きりやん

いや…君みたいな子結構この学校いるからさ……

たはは。と言わんばかりに俺は彼に笑って見せた

白尾学園は超有名な進学校であり、男子校である

なのでまぁ、かなりよくある話だが男子校であるがために同性カップルなどは生徒の数だけいる

俺はそんな高校の保健室の先生をしている

まぁ、俺的には保健室の先生というものが1番色々なことができると思っていたのだが、やることが多くやはり好かれやすい

少し思っていたのとは違うと思いつつもこの生活には何かと満足していた

きんとき

なに?先生俺以外にも言い寄られてるの?

きりやん

あぁ、きんときくんは俺を口説いてたの…?‪w

目の前の彼はぷくっと頬を膨らませて愛らしい顔を見せた

こんな顔見せる子なのかぁ

ただそんなことを彼の顔を見ながら考えていると

Nakamu

きりやん先生〜

きりやん

あ、Nakamu先生

Nakamu

今保健室に生徒が来たんですけど、僕呼び出されちゃって…お願いしてもいいですか?

きりやん

分かりました

Nakamu先生はそういうとタッタッタと職員室へと走っていく

きんとき

………Nakamu先生と話してるの初めて見た

きりやん

そりゃ、同じ保健室の先生だし話すでしょ?‪w

Nakamu先生は俺と一緒で保健室の先生をしている

生徒の人数が多いとやはり複数人が保健室にいるのがきっと都合が良いのだろう

きんとき

ふーん………

きりやん

じゃ、じゃあ…僕はもう保健室行くから、またね

きんとき

はい。また

気まづい雰囲気に耐えきれなくなった俺はその場から去ろうとそんな先程取ってつけたような言い文句を投げつけると

きんときくんはなにか気味の悪い笑みを浮かべて俺に手を振った

少し鳥肌が立った腕をさすりながら俺は保健室へと向かう

保健室につくと俺はガラガラガラ。と少し古くなった扉を横に引く

中に待っていたのは腕を血まみれにして少し涙ぐんでいる見知った顔があった

Broooock

あ、きりや〜ん!

きりやん

またお前かよBroooock…

こいつはよく怪我をして保健室に来る

だからよく話すためか学校の中では1番顔を見たら直ぐに名前が出てくる数少ない生徒である

きりやん

今日は何したんだよ?

Broooock

シャークんと遊んでたら転んだんだよ〜

きりやん

シャケと何してたらそうなるんだ…?

Broooock

遊びという名の…登校…?

きりやん

ただ遊びながら学校来てただけだろそれ

Broooock

そうとも言うかもしれない‪w

Broooockがいつも通りあはっと気の抜けた笑い声を出すため俺も少しだけ笑ってしまう

シャークん

おーいBroooock〜死んだか〜?

Broooock

死んだ〜

シャークん

マジか。スマイルもう手遅れだってよ

スマイル

そこで話してんじゃん

きりやん

お前らも来たのかよ

シャークん

まぁ心配だし一応

きっと2人と今日も登校してきてこんなことになったのだろう

ズラズラと保健室に入ってきたのはBroooockと仲良くしている2人

腕に大きめの絆創膏をペっ!と貼ってやると犬のようにきゃん!!とBroooockが吠えた

Broooock

痛いよきりや〜ん

ひーん!と泣くBroooockを見て少しの溜息をつく

きりやん

文句言うな!!

スマイル

きち〜

きりやん

Nakamu先生がいたらきっとスマイルは髪の毛1本くらいは抜かれてるぞ

スマイル

え、いんの?

きりやん

今はいないよ

スマイルとNakamu先生は何かと仲が良い。それもこれもスマイルが保健委員でNakamu先生と話してるせいもあると思うが

スマイル

Nakamu最近厳しいんだよな

シャークん

何してんだよお前

スマイル

いや……なんていうか…その

スマイル

昨日も薬品入ってる棚荒らした…かも

Broooock

それやん

きりやん

明らかにそれだろ

言われてみれば先程絆創膏を取り出したいつもの棚は乱雑に物が配置されていた

きっとNakamu先生が片付けたのだろう

シャークん

やってんなぁお前

スマイル

うっせぇ…

Nakamu

あーれー??スマイルいんじゃん

スマイル

げっ

Nakamu

なんだぁ??迷惑かけたくせにげって言うのかお前はぁ??

スマイル

ご…ごめん

少しした喧嘩が始まりそうになっていた頃に予鈴を知らせるチャイムの音が聞こえてくる

その音が聞こえるとそろそろ帰るかぁと3人は俺たちにまたね〜と手を振ると保健室を後にした

きんとき

あ、来た3人とも

シャークん

きんときって何気に1番素行悪いよな

きんとき

ん?なんで?

ニコッと不敵な笑みを浮かべるきんとき

俺はきんときに先程盗ったきりやんの大事にしているのであろうボールペンを渡した

きんとき

ありがとシャケ♪

シャークん

どうなっても知らないからな?

Broooockとスマイルはそんなことしてたのかよと傍でやいのやいの言っていたが俺は気にせずきんときに話しかけた

シャークん

きんときってさ、本当にきりやんのこと好きなんだ?

きんとき

こんなことしてる時点でそれ以上の理由ないでしょ?

ふふっと、また悪い笑みを浮かべるきんとき

こいつの真面目そうな見た目に騙される人も多いが、根本ではやはり何を思っているか分からないなと

俺はきんときの顔を見て思うのだった

Wdakata

長編(?)を初めてだすWdakataです…()

Wdakata

少し下手くそな部分もあったと思いますが2話からは説明てきな物もなくなるの思いますので次話でも是非頑張って行きたいと思ってます!

Wdakata

ちなみにcpは色々出てくる予定ですがここで言ってしまうと先の展開が面白くないかな。と思いますので言わないことにしておきます…←

Wdakata

過激な要素もあるかもしれないしないかもしれないし…本当に私の気分で変わっていきます…ここ注意です()

Wdakata

こちらの連載の表紙は私が描いた物に色々手を入れているものです!また絵を投げるだけの連載にも載ると思います

Wdakata

とりあえず…頑張っていこう……という気持ちを大切にやっていこうと思います!

Wdakata

閲覧ありがとうございました!

真面目だと思った生徒は不良だった[WT]

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