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想像しながら、お楽しみください。 空穂音 心

俺は、小学校低学年の時 初めて好きな女の子ができ、 無邪気ながら

”ずっといっしょ”

と約束した。

いちかちゃんいっしょにかえろ。

一月

うん。たつきくん帰ろ。

高学年くらいからからなぜか一月は いじめられはじめた。

男子生徒

樹 一月なんかと帰らず
俺らと帰ろうぜ。

うるさい。一月と帰る。

男子生徒

そんなこと言ってたら
お前もキモいの移るぞ。

一月

……………。

いくよ。一月

男子生徒

明日からどーなっても知らねーぞ。

どうした?

一月

いつもの事。上靴ない。

はい。僕の履きな。

一月

でも…

気にしなくていい。
俺はずっと一月といる。

”ずっといっしょ”だろ?

一月

たつきくん。

大丈夫?

一月

うん。樹くんがいるから…

明日だけは俺 通院だから休みなんだ。

一月

えっ…

だから明日は休みな。

俺も…目に届かない所で
なんかあるの嫌だから

一月

わかった。

一月

いつもありがとう。

翌日

予定通り、俺は通院の為病院へ。

一月も休んだと思っていた。

………………。

でも、違ったんだ。

その日 一月は学校に行っていた。

そして、放課後 屋上から自殺した。

俺は次の日 それを、聞かされた。

どうやら、1時間目から 消しゴムを飛ばしたり、もの隠しが 連発

それがエスカレートし、 画鋲いじめもあったそうだ。

お前らだよな。一月を追いやったの?

男子生徒

ふざけんな。あいつが勝手に死んだんだ。

上等だ。殺してやるよ。お前ら

それが初めてだった喧嘩したのは…

それから一月との約束だけが頭を過った。

ずっといっしょ

その言葉が…ほんとに一月が好きだったから

心の傷は何とやら… 月日が楽にしてくれると思ってたけど…

高3になっても変わることはなかった。

ほんと一途だね。

なにが。

れいは小学校からの付き合いだ。

まだ、君の心には一月なんだね。

そんなことない。

あの時からずっと表情変わってない。

変なとこに気付くやつ

そりゃ…

あっ! これ嘘だろうけど
試してみたら、

あるサイトのURLだった。

なにこれ?

なんか 気になる人とその人が使用してた
電話番号と写真を準備して

鏡の前でそのサイトから電話すると

想い人に繋がって話せるとかなんとか。

なんだそれ。

せっかく出し。やってみれば?

一月に会えるかもよ。

嘘…だろうけど…もう一度会いたいから

れいに言われた通り 電話番号と名前を入力して写真を片手に

プルルルル〜 プルルルル〜

一月

はい。

もしもし 一月?

一月

たつき?くん?

一月

なんで電話なんてだめだよ。

一月

もう 私 死んでるんだよ。

なんで、死ぬんだよ。

あの日 休めって言ったのに…どうして

鏡を見ると一月が写っていた。

一月

ごめん。
どんどんいじめがエスカレートして
耐えれなかった。

一月の嘘つき

一月

えっ!

ずっといっしょって言ったのに

一月

たつきくん。。。

いまでも一月が大好きなんだ。

だから側に居てくれて。

一月

私の側にいるってことは…

それでもいい。
一月の側に居れるなら。

一月

ほんとに後悔しない?

一月

ホントは生きてほしいよ。

側にいたい。

一月

わかった。
目をつぶって後ろ向いて

はい。

一月

手を私にちょうだい

うそ。樹くん。 なんで…

その時

幼き日の約束。 ほんとうに好きだから、思いが強くなり 自分が死ぬとわかっていても 彼女の側にいることを選択した。 怖いけど純愛なのかな。

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