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俺は2階の空き部屋で本を読んでいた。

ここは机と椅子しか無いシンプルな部屋。

最近ここで俺は勉強をしたり、 気を休めたりしている。

この本は青ちゃんから貸してもらった。

俺が読んでいる本は、 後数ページで終わるという所だった。

しかもそこは凄くいい場面で、

感動するシーンだった。

次のページめくろうとすると、

そこには作者のあとがきが。

そして、その部分には、

明らかに人が破いたであろう跡が残っていた

何、で…??

青ちゃんが破ったとしても、

その根拠に当てはまることなどない。

続きを想像しながら青ちゃんの今までの記憶と照らし合わせてみるが、

特に思い当たる節は無かった。

深く考えるのもつかの間。

俺は青ちゃんに本を返しに行こうと、

椅子から立ち上がって部屋を後にした。

青ちゃ~ん…

ん?あ、赤にぃ…

この本、ありがと…

最後のページが破られていることは 触れないでおく。

何か理由があるかもしれないから。

え、あぁ…

…課題してたの、?

あ、うん…

ごめんね、邪魔しちゃった…

頑張ってね…ニコッ

うん、ありがと…、

ー青sideー

…………………

''貸してしまった''

僕の頭にはそのことしか頭に無く、

ただただ焦りが出てくるだけだった。

どうッ…しよ、

''見られた''

その言葉が脳裏に焼き付く。

ッ…はぁ

幸い桃くんは家に居なかった。

友達の家に遊びに行っているから。

コン…コンッ…

青にぃッ…??〉

ッッ……

…開けますよ、?〉

ガチャッ…

…………………

…どうしたんですか、

…貸しちゃった、

…?

…あの本貸しちゃった、

…誰にですか、?

…赤にぃ、

…そうですか、

…焦らないの?

桃にぃと橙にぃ以外なら別に…。

何でッ…

…言ってませんでした、?

桃にぃと橙にぃは、
─────────ので、

…そっか、

僕も気遣って
接さないといけないってこと?

…当たり前です、

…僕達以外知らないんでしょ、?

こくッ、

…桃にぃは知ってるかもですね、

…4人の中で1番…

そうです、

…いつまで続けるの?

…永遠。

ッ…は、?

…思い出させなくていいの?

こっちには黄くんが産まれてくるまで沢山の思い出があったのにッッ!

…壊すの?思い出を…

そんなことッ…分かってますよ、

…僕が産まれてくる前に、沢山の思い出があることは知ってます、

…ただ、

今思い出させれば…っ

ッ……

…なに、

自分で考えればどうですか、

……………………

…バタンッ

はぁッ…

ったく、何だよあいつ…

ガチャッ…

…桃くん?

友達は…

…急遽用事が入って帰ってきた、

…そう、

ねぇッ…

…ん?

…お前、黄と何かあった?

はッ…?

…リビングで橙が騒いでた、

''黄が部屋に閉じこもった''って、

…兄ちゃんが青の部屋から出てくるの見たって言ってたし、

…………………

…話してみろ、

ッ…やだ、

桃くんなんて尚更嫌だ。

紫ーくんとか赤にぃとかだったら…

…考えてたかも、

、今兄ちゃんが黄のこと説得しに行ってるらしいけど…

…そう、

何とも思わんの、?

まぁ…別に、

…''ただの''喧嘩だし、

嘘。

そんな簡単に言える喧嘩じゃない。

…僕達にとっては、凄く大事な話で、

…大事な喧嘩。

これからを繋ぐ喧嘩。

…これを喧嘩って言うのは 難しいのかもしれないけどね…笑

少しするとさっきの騒動は治まり、

''お互い好きなことをさせてやろう'' という桃くんの決断にありがたさを感じた。

窓から降り注ぐ太陽の光。

僕はその光を浴びながら、

遠くの景色を見つめる。

これで僕の心が癒されるのかと言われたら そうでもないけれど、

僕にとってはこれが1番 落ち着く''コト''だった。

ただ…光を浴びながら景色を見つめるだけ。

''それ''が…

爆に対しての唯一の支えで…

今したいこと。

マンガではなく、

ゲームでもない。

自然というモノがあれば 誰でも出来ること。

いつもは当たり前に感じていたことだけれど

今は凄くありがたさを思う。

今の当たり前は永遠じゃない。

そう物語っているように見えた──

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2,019

コメント

4

ユーザー

めっちゃ続きが気になる!!!

ユーザー

わかんない...続きめっちゃ気になる...👀♡

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