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順調に闇堕ちしてますねぇ

後3話!お楽しみ下さいませ〜!!

LETS GO

帰り道、真っ先に来るのは後悔だった。

ないこ

…いむのあんな顔、初めて見たな、。

脳裏に張り付いて鳴り止まない いむの苦しみを詰めたような叫び。

ほとけ

「中途半端な助けなんていらないの、」

ほとけ

「…ほっといてよ、…」

ないこ

、っ……

ないこ

(、俺、何も知らなかったんだな。)

ないこ

(…いむの事。)

俺の後をついてくる弟みたいな存在だった。 …そんないむしか見てこなかった。

…いや、見せないようにしてくれていたのか。

あんなになるまで気づいてあげられなかった。

今どれだけ言い訳をしようと、 もういむの心には響かないのに。

ないこ

…どの口が頼ってくれとか言ってんだよ、って話だよな、。

…もう、彼を助ける事は叶わないのか。

ないこ

…いや、弱気になるな。

探せ、彼を助ける方法を。

俺に出来る事はないのか。

ないこ

中途半端な助け…ね、

ないこ

…俺は中途半端に終わらせないんだよw?いむが一番知ってるでしょ。

ないこ

…絶対助ける。

そう意気込んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

あの日から一週間程経った。

…僕は、一度も学校に行っていない。 親に何を言われても、友達からのラ◯ンが来ても。

全部無視して、部屋にこもっている。

…もう、いいかな、って思ったんだ。

救いすら嫌う僕は、もう堕ちるしかない。 …大切な人にまで、酷い事をしたから。

ほとけ

…、ラ◯ン、まだ鳴ってる。

ほとけ

僕の事なんて気にしなくていいのに。

傷だらけの腕も、足も。 どれだけしても罪悪感は消えなくて。

貧血で倒れても、もう何も感じなくて。

もう、…死ねば全部解決するのかなって ずっと考えてるけど、踏み出せなくて

ほとけ

…僕、最低だ、っw……

一番中途半端なのは僕じゃないか。 ないくんに偉そうな口聞いたくせに。

もう、死んでるのと同じなのにね、。

しょう

不在着信

不在着信

しょう

不在着信

不在着信

ほとけ

……、。

ほとけ

健気だね、しょーちゃんは。

でも、それは心配なの? それともっー…

ほとけ

、…友達にまでそんな事
思うとか…、ほんと駄目だな…w

ーーーーーーーーーーーーーー

しょう

っ出てくれへん…っ

りうら

ほとけっち……、

しょう

なんで出てもくれへんのや、せめて、理由くらい教えてくれたってーっ

スマホに表示されている大量の"不在着信"の文字。 連絡をしても、既読すらつかない。

しょう

いむくんっ…!!

りうら

……なにか、あったのかな、。

言葉に詰まる。"何かあった"ではないのだ。 ずっと、僕らは見ないふりをしていただけで。

しょう

……そりゃ、来たくもないよな、
こんな学校、…w、

りうら

っちょっとしょーっ!

しょう

当たり前やろっ!!

りうら

っ、…

2人の間に重い空気が流れる。 クラスのざわめきが耳を刺してうるさい。

このクラスの気持ち悪さが浮き彫りになって 耳に響き渡る。

 

あいつ逃げやがってんのww

 

えそれなww?キモくねガチwww

 

まぁ卒業出来なくなりてぇんじゃねwww?

 

家庭の理由〜とか言ってんのwww

 

ヤッバwwwwww

しょう

っ、……クソがっ。

りうら

…っしょにだ、やめときな、。

しょう

……、ごめん。、

しょう

(キモいのはお前らやろ、っ)

いむくんをあそこまで追い込んで。 いざ来なくなっても事の重大さに気づいちゃいない。

…いむくんを、遊び道具としか思ってない。

本当に、虫唾が走る。

りうら

…りうらも、
帰ったらまた連絡してみるね。

りうら

…それぐらいしか、できないけど。

しょう

…僕も、ぎりぎりまで頑張るわ。

そんな、軽い約束を交わした。

帰り道、2人で重い空気の中歩き出した時、 ある人から声がかかる。

ないこ

…っねぇそこの2人!

しょう

……え、ないこ先輩…、?

りうら

…どしたの、ないくん

しょう

(そういえば、この2人知り合いだったっけ……完全に忘れてたわ。)

ないこ

いむの事、聞きたくて

りうら

っ!!

予想はしていた。この話題なんだろうな、って。 だからといって、答えられるかは別で。

りうら

言ったでしょ、いむについて俺から話す事はなにもないよ、って

しょう

(…まぁ、そうなるだろうな、。)

ないこ

そんな事言ってる場合?

睨むようにないこ先輩が言う。

りうら

っ…知らないよ、分かんないよ俺だって!!…何されるか分かんないよ、?答えていむと同じ目に遭うのはっ…

しょう

……、。

そう、同じ目に遭うのは嫌だ。嫌だ、けど。 ………それでも、ほんとは、

しょう

…俺等に、被害はないんですか。

本当は、…助けたくて。

りうら

、しょにだっ!?

ないこ

…ないよ、約束する。

しょう

…りうちゃん、きっと、このチャンスを逃したら二度とないで、。

いむくんを助ける最後のチャンス。 そう思ったから。

りうら

そ、れはっ…

少しの沈黙の後

りうら

……何か、策はあるの、。

りうらが震えた声でそう問う。

震えている。本当は怖いんだろう。 …でも、決意したんだ、彼は。

……絶対に助けてみせる、って。

すると、ないこ先輩はその期待に 応えるかのように

ないこ

…勿論、俺が無策なわけないでしょ♪

ないこ

場所、移そっか。

にやっと笑ってそう言った。

今回も省略!! 続きをお楽しみに〜!

何よりも最低な僕の話。

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コメント

7

ユーザー

光が見えてきた…!水くんはだいぶ墜ちてってるけども…。ほんとにリアルな、ドラマを見てるように思うほどの心情描写で引きづり込まれます。 次回もまったりお待ちしております。

ユーザー

本当に、💎くんには幸せになってほしいなぁ…、 作品とか書くの上手すぎて尊敬しかないですっ!✨

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