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この物語読む時、まず初めに水くんの生存確認をして安心しちゃってる自分がいる…。心情描写がとても上手くて、小説の中で皆が生きているので毎話毎話のめりこめます。あそこまで苦しんでる子には生きててって言えないから辛いです。 最終回ものんびりお待ちしております。良いお年をお迎えください。
うわぁぁぁッッ…、なんか、めちゃくちゃ泣きそう…、( ? 本当に、💎くんには幸せになってほしいですね…、! 今回も最高でしたっ!
主
主
主
連れてこられたのは少しこじんまりとした 個人経営のカフェ。
ここの店主さんと知り合いらしく、 使わせてもらう事になったとかなんとか…
そして、助っ人?がいるらしい。
ないこ
ないこ
しょう
いふ
いふ先生。僕らの学校の教育実習生で、 元僕らの先輩。今も大人気な爽やかイケメンである。
…中身はともかくとして、ね。
あにき
ほんで僕が仲良かった先輩であり このカフェの息子…らしい、ゆうくん。
"全 員 知 り 合 い か よ"
りうら
…だよな、そうだよな、俺も思った。
ないこ
りうら
いふ
あにき
しょう
ないこ
恐る恐る聞いた質問に、 ないこ先輩は少し考えてからこう言った。
ないこ
ないこ
刺すように睨んで言った言葉は、 間違いなく、僕らに向けられたものだった。
しょう
いふ
ないこ
ないこ
さっきとは似ても似つかない様な作り笑いで、 ないこ先輩はそう言いその場を仕切った。
…でも、作戦を話している間僕は、 ないこ先輩の言葉が頭から離れなかった。
…この人は一体、この事態に どれほどの葛藤をしたのだろう。
…どれだけ考え、どれだけの責任を 背負おうとしているのだろう。
…きっと、自己保身で精一杯だった僕には 一生理解する事が出来ないんやろうけど。
しょう
しょう
しょう
しょう
【僕しか出来ない事を。】
ほとけ
部屋で一人でスマホとにらめっこ。
SNSの投稿を見漁りすぎてもう 見るものもなくなってきた。
何をする気もでないけど、 何かをしないと気持ち悪い。
最近は痛覚もなくなってきたのか、 包帯だらけの腕も脚も、もう何も感じない。
親も変わらず何も言わない。 多分話しかけても睨まれて終わりだし。
軽く寝返りをうつ。寝返り一つでも しんどくて身体が軋む。
ほとけ
ふと、突然、本当に突然。
「あ、今なら死ねるかも。」 って思った。
死への恐怖とか、全部どうでも良くなって。 もう、いいよな、って。
全部全部、捨てても良いよな、って。
ほとけ
長らく動かしていない身体を なんとか動かして、ボサボサな髪のまま ぼーっと外に出る事を決めた。
ほとけ
ほとけ
死ぬ前のテンションって高くなるんだなぁって ブラックジョークみたいな事を考える。
ほとけ
ほとけ
直前になって怖くなるかも、 なんて心配はすぐになくなって。
僕は、もう大丈夫だな、って思った。
少し風に吹かれて落ち着いた後、 歩道橋の手すりに足をかけて。
車通りを見計らって僕はー
しょう
聞き覚えのある叫び声と、 後ろにぐい、と引っ張られる感覚。
ーあぁ、そうか。 僕の理想は、直前で、壊されてしまった。
作戦通りに、いむくんの家に僕が行くと、 いむくんのお母さんは、いむくんは散歩と言って 出掛けていった、と言っていた。
…明らかに、おかしいと思った。
その事を皆に伝えると
ないこ
と、ないこ先輩の渾身の叫び。
いふ
りうら
あにき
ことごとく見つからない。
ーあ、間に合わない?
しょう
、そんな事、させるわけないやろ。
しょう
ないこ
、諦めてやるもんか。 最後のチャンスなんやから。
やっぱりいた。いむくんならこうすると思った。 …ないこ先輩、信じとるで。
しょう
こっちに気を引いてる間に、ないこ先輩が 後ろへと全力で引っ張る。
柵の後ろへと落ちた いむくんが虚ろな目で僕を捕らえる。
そして、何も言わずに、静かに俯いて、
今にも消えてしまいそうな声でこう言った。
ほとけ
しょう
…僕は、立ち尽くす事しか出来なかった。
今回も((略) まじで鬱の時って超突発的に死ねる気するんよね() それが伝わってますように〜!! んじゃ次回最終回!おったのしみに!!