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朝5時
今日は朝早くから仕事があるため
早起きだ。
北斗
咳が1つ、2つと、溢れる
なんとなく倦怠感を覚え熱を測る
北斗
静かな空間にポツリと溢した
身体的には鞭を打てば
仕事はできる
けど、他の役者さんにうつしてしまったら?
カメラマンさんやマネ、プロデューサーさんにうつしてしまうといけないため
渋々マネのだぁくんに熱が出たことを報告する
すぐ既読がつき、
「先方先が時間はたくさんあるのでゆっくりお休みになられてください、とのことです!」
と、メッセージが届き一安心する
一眠りにでも就こうと目を閉じる
目を覚ますと明らかに悪くなってる身体
熱を測ろうと立ち上がると
北斗
視界が360°周りもう一回ベッドに座る
これは、やばいかも、
朝8時
みんな起きてるかな、
せめて薬だけでも買ってきてもらおうと
オフの人がいないか
滅多に活動しない6人のグループに
メッセージを送る
誰もオフじゃないか、
仕事あるのに頼むのは申し訳ない
みんなだって暇じゃない
ちょっとした時間にでも休んでほしい
北斗
だんだんと悪化していく身体
迷惑をかけるわけにもいかなくて
熱があることを隠し、誤魔化す
でも長年一緒にやってきている
髙地には嘘がつかなくて
結局みんなにバレてしまった
何度?と聞かれて
熱を測ろうとしていたことを思い出す
でも起き上がれるほど元気は無く
床に這いつくばって体温計を取る
北斗
体温計には39.6の表示
その数字にまた悪化したような気がした
樹が仕事まで時間があるため
病院に連れて行ってくれるらしい
できる限りの準備をして
ソファに横になる
みんなに申し訳ないことしたな、
と思い謝罪の文を送る
みんなからは温かい優しい言葉が
帰ってきて涙が出そうになる
ピンポーン
重たい体を持ち上げフラフラしながら
樹のいる玄関に向かう
北斗
樹
樹
樹の顔を見ると安心してしまい
樹の胸に倒れ込んでしまった
樹
頭を縦に振ることしかできなくて
樹にされるがままで病院に着いた
いつもと比べると空いていたため
すぐに呼ばれた
厄介な熱
ただ、成人男性がこんな高熱を出すのは油断できないため
点滴をした
樹
北斗
樹
樹に頭を撫でてもらい
どっと眠気が引き寄せる
樹
北斗
樹
北斗
樹
北斗
樹
安心して眠りにつけた
寝ててもいいよ、と伝えると
すぐに眠りについてしまった
疲れてたんだよな
そっと頭を撫でる
空いてるとはいえそれなりに
患者さんはいる
だから待つのは待つ
手続きも終わり
北斗を背中に乗せ
車の助手席に乗せる
また車から北斗を背負い
家に向かう
ジェシー
樹
ジェシー
ジェシー
樹
樹
ジェシー
ジェシー
樹
ジェシー
樹
ジェシー
ジェシー
樹
樹
荒い息を吐いて眠っている北斗に
できるだけ優しい声で別れを告げる
樹から北斗を受け取り
鍵を開けて真っ先に北斗をベッドに寝かす
買ってきた薬とゼリー、OS-1やポカリ、アクエリ等をしまう
ジェシー
北斗の体調はどうだろうか
北斗
ジェシー
ジェシー
北斗
ジェシー
ジェシー
北斗
北斗
ジェシー
さっき点滴を打ったはずなのに
寒いってことはまだ上がるってこと?
ジェシー
北斗
冷えピタを張り替え、
トントンと規則正しく叩くと
すぐ寝てしまった
ピンポーン
ジェシー
ジェシー
慎太郎
ジェシー
慎太郎
ジェシー
ジェシー
慎太郎
そっから北斗は一度も起きなかった
慎太郎とたわいのない話をし
時間を潰した