一夜の転生物語

誰もが冒険に憧れた

それが「危険」だとも知らずに...

そんなファンタジーなこと...

ありゆるのだ

これから2人の勇者が冒険に出る

だが

無事に帰ってくるだろうか

まぁとりあえず

検討を祈っている

俺は篠木 美由紀。

なんやかんやあって

今は矢野口 花香と同居している

AM６.３０

そして俺の毎日は

矢野口を起こすことから始まる

ｶﾞﾁｬﾝｯ！

コイツが矢野口

俺のことを兄ちゃんだと思っている

↑寝起きだけな

ご覧の通り矢野口は

全っ然起きない

起きないため

部屋から引きずり出す

ｼﾞｭｳ...ｼﾞｭｳ...ｼﾞｭｳ...

矢野口は料理ができないため

俺が毎朝朝食を作る

矢野口は朝食をたベル前にも寝る

そのため机を叩いて起こす

「おはよう美由紀」

といったら起きた証拠

そして俺をイラつかせる

矢野口はすぐに植物を欲しがる

矢野口は花や植物の手入れを好む

何故かはしらんがな

最近は矢野口の扱いに慣れた

前はねだられたら

一撃だったからなw

コイツは自分で制服も用意しない

本当ダメだな...

しかも超ドジ

信じられないほどドジ

俺は矢野口の「大好き」に弱い

言われたらすぐに赤面を見せる

よし、矢野口が居ない間に

俺も準備しよ...

るんるんっるんるるるーん♪

矢野口の鼻歌だ

きっと花の手入れをしている...

るんるるるーん♪

るんららるーん♪

開けずらい...

楽しそうだからな...

ｶﾞﾁｬﾝｯ

何かこのときの矢野口は

いつもより綺麗に見えた

少しだけど...な？

ｶﾞﾁｬﾝｯ

やっと家から出られた...

開放感がヤバい...

ここら辺で一緒に居ると

俺が矢野口の彼氏みたいになる

それだけは勘弁...

矢野口はこうなると止まらない

流石にやり過ぎたかw

！？

ヤバいヤバいッ！

とにかく学校まで...！

でも...

何てバカなんだ俺はっ！

こんなときなのに...！

矢野口が可愛く見えて仕方ない！

ヤバいヤバい...

自我を取り戻せっ！

ｽﾞｺｯ!

泣いてる...

俺のために...

子供だな...

でも...俺も余裕では...ない...

足をつったらしい...

めちゃくちゃ痛ぇ...

嬉しい...可愛い...

でもこれからどうしよう...

頑張っているのは分かる

でもお前を傷つけたくないんだ...

言うしかない...断られてもっ！

う...嘘だ...

矢野口が1年も生きられないなんて

嘘だっ！

矢野口は長生きしたがっている

俺は矢野口を危険に晒したくない

一体どうすれば！？

よし、言おう