私が秘密にしたい事
麗那
彼女は僕に尋ねる 「ねぇ、私って綺麗?」 僕はいつも
翔
そう答える
麗那
彼女は確認してくる
翔
僕と彼女の会話はこれだけだ
でも、僕は聞かなかった
なぜ、彼女はいつも僕に尋ねてくるのか
だが彼女は綺麗だった
もちろん、性格も存在も
だから僕は彼女を嫌いになれない
むしろ嫌いになる必要なんて、 無いのだから
私には不思議な親友が居た
麗那
葵
麗那
葵
彼女は日課のように私に尋ねる 「今日も綺麗?」
麗那
葵
麗那
私は彼女の事を1番良く知ってる親友だ、、だけど
毎日のように私に尋ねてくる理由だけは話してくれない
だから私も日課のように彼女に尋ねる
葵
自分だけ思ってるだなんて嫌だから
麗那
彼女は毎日のようにそう答える
私達の会話は終わる
私は幼なじみと親友に毎日同じ事を尋ねる
私が綺麗かどうか
そして、、
私には存在があるのかを
確かめないと、私はいなくなる気がして
怖いから
葵
翔
葵
翔
葵
一軍女子
葵
一軍女子
葵
葵
翔
葵
葵
翔
翔
連絡先交換
葵
翔
翔
教室の扉が開いた
葵
一軍女子
葵
麗那
一軍女子
葵
一軍女子
一軍女子
一軍女子
一軍女子
麗那は、学校では存在も薄く
みんな、「なんであんな子がこんな学校に来ているんだ」って話してる
葵
一軍女子
麗那
葵
葵
翔
葵
翔
葵
みんなの憧れの存在だった
葵が口出すのは彼女の事ばっかだった
彼女は地位も高く、お金持ちで、綺麗で勉強もできて
だが俺は地位も低ければ、誰かからの2番目だった、父親からも母親からも周りからも
正直、葵が話しかけてくれた時チャンスが来たと思ったが
彼女に関してだった
葵が俺に連絡してくる時は必ず彼女の事だった
葵
翔
敬語を辞めてもっと近づかないと
翔
葵
翔
急すぎたか?
葵
翔
この時確信した
俺は葵が欲しくて
彼女を利用しようと
そう思った
一軍女子
葵
一軍女子
葵
一軍女子
葵
一軍女子
葵
一軍女子
葵
私は一瞬で気づいた
彼の方を冷たい目で見た
LINEもブロックして話さないように距離を置こう
翔
翔
まさか、
ブロックされた?
そんなことさせられたら
俺の地位が上がらない
阻止しないと
翔
麗那
翔
麗那
翔
麗那
翔
麗那
翔
彼からのLINEが来た時驚いた
彼は私の事嫌いだと思っていた
でも、幼なじみだからと言う理由で
私の尋ねごとに答えてくれてると思ってた
なのに、、、なぜ?
麗那
翔